春のうららかさを感じよう

介護のジカンー姑編⑬

姑の認知症を伝え聞いたのか、帰国した義姉から手紙が人づてに送られてきた。手紙には“オモニが可哀想”という言葉が10数回は繰り返されている。そして弟への感謝も綴られていた。私には「よろしく頼むわね」の一言。褒めてほしいわけではないが、少しぐらい労ってくれてもいいんじゃない? やはり嫁は他人ということか。

手紙を読み終えて、私がポロっと愚痴をこぼした。
私:好きなように生きてるハンメは、ストレスもなくて全然可哀想じゃないでしょ。可哀想なのはこっちだよ
夫:まったくだよな。オモニは全然可哀そうじゃないのによぉ。何にも知らないくせに
私:え?!
以前なら夫の前でこんなことを言ったら、めちゃくちゃ攻撃されたのに… 夫も少しは大人になったのかしら(笑)

そういえば、最近は夫のわがままもあまり聞かなくなった。介護という共通の体験をする過程で、ストレスを共有し協力し合いながら互いを認め、夫婦の絆も深まってゆくのだろう。もしかしたら、介護って貴重な体験なのかもしれないと思える今日この頃である。

1 COMMENT

ご苦労様

介護生活、ご苦労様です。
毎回、読みながらビックリしています。ドラマでは認知症の現象はある程度理解していましたが想像以上でした。
私(よろしく頼むわね)の手紙。北朝鮮は리조시대の封建主義が未だにあり、며느리は시어머니を面倒みるのは当たり前の感覚が強く残っているのを感じました。
日本、韓国は感謝社会になっていますが!
女心は一言でいいので、ありがとう、感謝と言われるだけで救われますよね。
次も楽しみにしています。

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