介護のジカンー姑編⑥

その日の夜、久しぶりに自宅で夜を過ごす夫がまったりとテレビを観ている。私は締め切りが迫った書類の作成でパソコンに向かっていた。そこへ義姉が血相を変えてやってきた。
義姉:オモニがいなくなっちゃった!
私、夫:えーーー?
夫:何してたんだよ。
義姉:ちょっと目を離したすきに出ていっちゃったみたいなの
夫:姉ちゃん、たまに来たんだからちゃんと見てくれよ。
私:お義姉さんを責めてもしょうがないじゃない、早く捜さないと
夫:そうだな。あまり遠くへは行けないだろうから、辺りを捜してみよう

2時間ほど捜したが姑は見つからない。しかたなく警察署に行き捜索願いを出して自宅に戻る。
義姉:オモニに何かあったらどうしよう
夫:警察には届を出したから、何かあったら連絡来るさ
私:そうですよ。きっとすぐ見つかりますよ。それより、今日はもう遅いのでお姉さんハンメの部屋で休んでください
義姉:いえね、オモニがいないなら今日は家に帰るわ
夫:それがいい。警察から連絡来たら電話するから
なんかわけの分からない理由だが、とりあえず義姉は自宅に帰っていった。その後、私たち夫婦はもう一度近隣を捜しまわったが、とうとう姑は見つからなかった。

プルルルル、プルルルル…明け方の2時に電話が鳴った。一瞬、最悪の事態が脳裏をかすめる。ドキドキしながら電話に出る。警察からの電話だった。
私:もしもし
警察:こちら〇〇警察です
私:見つかりましたか?
警察:いえ、一応、捜索したが見つからないので、全国公開捜査になりますが、了解を得るための連絡です
夫:(私に向かって)貸せ。もしもし、はい、はい… では、そのようにお願いします
ガチャン
「おいおい警察さんよ、そんなの朝でもよくない? この時間に電話してくる意味ある?」と聞きたいぐらい、その電話に腹が立った。