卒業の春…再会の準備を始めよう

クリスタル・ケイの母シンシア、娘を移籍させた理由と本人が語った教育論

“関内の歌姫”と名を馳せ、人気シンガー、クリスタル・ケイを女手ひとつで育てたシンシア(60)。本名は鄭舜慧(テイ・シュンケイ)。生まれは東京・羽田で、3人姉妹の長女として育った。


「お嫁に行くまで全部やってあげようと」

「『LDH JAPAN』といえばEXILEや三代目 J SOUL BROTHERSさんらが所属する大手芸能事務所だから、娘には“お兄ちゃんがたくさんできていいじゃない?”と伝えました。

事務所に託して、ホッとしたという気持ちはあるけど、今もライブの前はまず娘とセットリストを相談して、MCで何を話すか2人で一緒に考えています。そこはあうんの呼吸で長くやってきたことなので、私にできることがあればしてあげられたらと思って……。

ステージにも基本的に立ち会います。目指すのはショーの精度で、いかに完璧なステージになるか、私は彼女にとってのベストを考えるだけ。感慨に浸っているような余裕はないけれど、曲を聴いていて一瞬ウルッとすることはありますね。それはお客様と同じ感覚かもしれません」

移籍を機に、娘は東京で、母は横浜で、おのおのひとり暮らしを始めた。二人三脚で歩んできた母子にとって、新たな人生の始まりだった。

「距離はできたけれど、寂しくはないですね。しょっちゅう連絡を取り合っているし。といっても相変わらず業務連絡がほとんどだけど(笑)。

結婚前から“もし娘が生まれたらお嫁に行くまで全部やってあげよう”と決めていて、今も実際そうしています。韓国ドラマを見ていると、よくお母さんが容器におかずを入れて持っていくじゃないですか。私も韓国の血なのか、やっぱりしちゃうんですよね。おかずをあれこれ作っては、娘の冷蔵庫にパンパンに詰めて(笑)」

女手ひとつで娘を育て、シンガーとして世に送り出し、今なお陰ながらサポートを続ける。そんな母に対し、娘のクリスタルも全幅の信頼を置く。

「娘は『何年もかけて経験しないとわからないことも、ママに聞けばすぐわかる。それはすごくありがたい』と言ってくれています。母として、女性として、シンガーの先輩として、娘にはやりたいことをとことん悔いなくやってほしい。

やっぱり娘が楽しそうにしているのが一番で、娘にもそう言ってきました。私自身ずっとそうしてきたし、だから娘が独立したとき、私ももう一度チャレンジしようと決めたんです」(次回に続く)

週刊女性2023年1月31日号

1 COMMENT

あつしは上手💕

要は、ステージママってことでしょう?
そう言えば、リエママはどうしてるのかな? 宮沢りえ👀
親子の絆はひしひしと感じるけど、親離れ、子離れが大変かなぁ?と、いらん心配しちゃう~😆
クリスタルの歌声綺麗だよね~💕 是非、EXILEとコラボして欲しいな~

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