春のうららかさを感じよう

【新型コロナ】見えない敵との闘い

皆さんの中には「コロナコロナ言うけれど、俺は大丈夫」とか「ワクチン?やらないやらない…今まで腐るほど色んなワクチン打ってきたじゃん。もう、免疫出来てるから大丈夫だよ」と、根拠のない自信を持ってる人が多いんじゃないんでしょうか?

かく言う私もその1人で、会社命令で、半強制的に1回目のワクチンを打ったものの、特に注意をして生活していた訳ではありませんでした。もちろんマスクはするし、外から戻るとアルコール除菌はこまめにする…ごく普通の生活を送ってました。

そんな我が家(私、家内、娘2人の4人)に激震が走ったのは今月の初めでした。
家内と上の娘が高熱で、PCR検査を受けた結果が出たのです。家内が陽性、娘が陰性、私と下の娘が濃厚接種者…。

(えっ、コロナが我が家に?)
今の決まりでは、陽性者は何もなければ10日間の隔離。濃厚接触者は陽性者との最終接触日からさらに2週間…。なので濃厚接触者が1番拘束されるのです。私と下の娘にはPCR検査キッドが送られて来ました。

それからが戦いの始まりでした。まず上の娘が39°超えの高熱。病院に行ってもこれと言った治療もされず、薬で熱を下げる対応しか出来ません。でも、あまりにも高熱が続くので、救急車を呼びました。

バルスオキシメーター(指の先に挟んで酸素濃度を計る機械)での数値が基準に至ってないと言う事で入院は出来ないと言われました。

(通常97〜99だが80代〜92が入院の目安らしい。娘は93〜94でした)

救急隊員に怒ってもしょうがないので、そのまま救急車を返しました。幸いにもその後娘の熱は下がり、ホッとする間も無く今度は、家内の熱がグングン上がりこちらも39°超え。実はこの時、家内にはホテル療養の話が保健所からあり、午後にはホテルヘ行く準備もしていましたが、酸素飽和度も89と危険域にあると判断、早朝でしたが救急車を呼びました。

救急隊員は家内の顔を見るなり、直ぐに酸素マスクを着けて救急センターへ連絡してました。顔色がよっぽど悪かったのでしょう。運がよかったのか、前回とは違い20分で入院先が決まり、直ぐに病院へ向かいました。

後でわかった事ですが、家内は人工呼吸器(アクモ)必要の一歩手前だったそうです。(あ〜これでちょっと落ち着くな〜)と安堵の息を吐いてほっと一息、しかしまだ続きます。

濃厚接触者として私と下の娘はPCR検査を受けたのですが、驚くべき事に私は陰性、娘が陽性と言う結果が返って来ました。すぐに下の娘を隔離して、検温、消毒、食事の準備、掃除、洗濯、買い物…今まで娘と手分けしてやっていた仕事を1人でこなさなければなりませんでした。

そんな折、上の娘が復活しそうな気配が見えた頃、今度はあろう事か…以前から頭が痛いなと気にはなっていたのですが、とうとう痛みが限界に達して熱を計ると…「えっ!さ…39°…ヤバイ。俺まで…」

酸素飽和度も瞬間でしたが、ここまで落ちました。

人間、39°超えの熱に見舞われると、正常な判断、思考が出来なくなります。その上、その状態が続くと(私は10日間、熱にうなされました)体力の前に気力が無くなると言うか、何事に関しても肯定的に考えられなくなるんですね…。

(あ〜もうアカン、俺…死んでまうかも…)今思えば笑えますが、本当に死ぬかも知れないと思いました。

そんな中、保健所から入院は無理だが、ホテル療養したらどうだとの提案があり、看護師が常駐しているという事と、家にいて娘たちに迷惑をかけるのもどうかと考えて、ホテル療養を決めました。

ホテルは思ったより綺麗で広かったです。

一応セパレートです。

でも、この部屋から出る事は一切出来ません。部屋にゴミ箱もありません。ゴミはドアを開けた所に大きめのゴミ箱があって、そこに全て入れます。部屋には専用のiPhoneがあって、それが看護師とのホットラインです。1日2回、体温と酸素飽和度を専用アプリに記して送ります。

食事は3食弁当です。毎日昼の12時と夕方6時に館内放送があり、エレベーターホールまで弁当を取りに行きます。唯一部屋から出られる瞬間です。

贅沢は言えないのはわかっている…贅沢は言えない…言えない…言えないけど…

そしていよいよ解放の日を迎えます。場所は京都駅のほど近く…中々立派なホテルでした。

こうして何とか私は生還する事が出来たわけですが、今度の件で思った事をいくつか…。まず、コロナにかかったら何も出来ないという事…。特効薬がある訳ではなく、ただただ、我慢するしかないんです。高熱でうなされようが、息が苦しくて胸を掻きむしろうが、咳が止まらなく息が止まりそうになろうが、ひたすら…ひたすら我慢するしかないんです。(運良く入院出来たら酸素吸入とか点滴とかありますが…)

だから、出来る予防はしつこいくらい施す事。マスクは当然(出来れば不織布、ポリエチレンは不可)、アルコール除菌、手洗いはしっかりする事。そして絶対に慢心しない事です。ワクチンを打つ打たないは個人の自由ですが、もしかかったら本人だけではなく、家族、職場の人等々に迷惑をかけると言う事を肝に銘じて下さい。

昨日のブログで梅さんがコロナで亡くなったと言う、衝撃的な事実を知りました。本当は私個人の病気の話など、載せるべきではないと思いましたが、梅さんの件もそうだし、もし私の経験が同級生達の参考になるのなら、それはそれなりに意味があるんじゃないかと思い、管理人とも相談して、投稿することにしました。

改めて황의효선생님のご冥福を祈ると共に、28期同級生の安寧を心から祈願します。皆さん!コロナなんかに負けず、65才同窓会で元気に再会しましょう!28期 ファイティン!

8 COMMENTS

怖い~

壮絶な体験談ですね💦
TVの向こう側の話かと思ってたら、もうだんだんと身近になっていますね💦
近所や知り合いでも、えええ~あの人が? なんて驚かなくなりましたよね😒
気を付けましょう🙌
最終的にコロナウィルスは 我々に何を学習させようとしているのかな~?🤷‍♂️

まさかは起きる❗️

いつ、“まさか”が起きるのか?
先の事は誰にも分からない。だからこそ今、何が出来るのか?を真剣に自問自答しながら(必死で)生きる事を心がけています。
今日を一生懸命生きれば、明日どうなろうとも、少なくとも、後悔だけはせずに済みますから。

貴重な体験談ありがとう。そして、まさかのピンチをどうにか切り抜けられた事…。兎に角無事で良かった。良かった。(^^) 体験談の記事投稿ありかとう。参考になりました。

イチコロ!

年寄りには気を使います。
平常時の状態から、僅かに外ズレただけでも、コンディションを崩して生活リズムが乱れてしまう。ましてやコロナ感染とかでは(恐らく)イチコロだと推測します。四十度の高熱にはとても耐えられそうにありません。なので、日々の変化には、敏感にならざる得ない。見守る側には、責任がありますから。

ワクチン接種による個別のリスクとコロナ感染後に重症化するリスクとどちらも、心配ではありますが、ウィルスとの戦いは、とても短期ではケリが付きそうに無い。
長期戦を見据えて考えた時、最善の策は感染者の数がまだ少ない内に(余裕がある内に)自分から(狭小)リスクを早めに取りに行き、対ウィルス防衛網を貼る事かと❓表現が少々大袈裟ですが。(^^)

まだまだ続く、コロナとの闘いに打ち勝つ為に個人レベルで戦略を練る必要があるのではないかと思います。

同級生

生還するもしないも紙一重ですね。
ソンセンニンは残念でならないけど、
とにかく投稿者さんご家族全員無事で何よりです。
10日間も熱が続くなんて未知の世界。
なるべくかからないように祈る気持ちで気をつけます。
ありがとう、完治後ですがお大事に。

ワクチン1回完了

質問です。
返事は体調の良い時で良いですよ。

ワクチン1回は打ったんですよね?
打ってから何日目に陽性になりましたか?

奥さんと上の娘さん、同時に高熱になったのに、何故奥さんだけが陽性だったのでしょう?

変な質問でごめんなさいね。
答えられる範囲内で良いです。🙏

投稿者

お答えしますね。
2回目のワクチンを打つ日に家内が陽性になったので、病院と相談して2回目は延期にしました。結局そのあと10日位後でしたから、一回目を打って約3週間後位にかかりました。未だに2回目は打ってません。
PCR検査は恐らく完璧な正確さは無いと思われます。
最初のPCRの時、最初は陰性だった娘が高熱を出して、次の日病院でもう一度PCRをしたら陽性反応が出たので、多分1回目の時も陽性だったけど、陰性と反応したと思ってます。
似たような症状は私と下の娘の時もそうでした。最初娘が陽性、私は陰性でしたが、結果的に私が高熱を出してもう一度PCRを受けたら陽性でした。
PCR検査は必要だと思います。
でも、その正確さは70%位と聞いた事があります。なので、経験的に言うのなら、家族がかかって濃厚接触者としてPCRを受けて1人が陽性が出たら、他の人も陽性と判断した方が良いのかな?と思います。
でも、大切なのは予防をしっかり心がける事!これに勝る治療はありません。
ぜひ、心掛けてください。

ワクチン1回

ありがとう。
私は1回打って少し安心していたので、ご家族の話しは参考になりましたし、手綱を締め直しました。

投稿者さん、今年は散々でしたね。💦
ここからは、穏やかに過ごせますように😊⤴️

投稿者

ありがとうございます。
聞けば、また新しい変異種が出てるとの事、くれぐれもご注意下さい。

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