【投稿】億劫との戦い

他の同級生と比べられると「若いね」ってよく言われるが、今月63歳の誕生日を迎えた。身体は特に悪いところもないが、老い始めている自覚は、日々感じることが多くなった。例えば寝つきがうまくいかなかったり、寝るのが遅くなる分、昼間に眠くなったり。そんなことの繰り返しで夜はまた寝られない。

先日図書館で、安眠法の本を借りて読んでみた。「なるほど。こうすればいいのか」と 頭では理解できるけど、いざ実行するのが億劫になる。

「よし、明日の朝から近所の公園を散歩しよう」と決めて、翌日に目が覚めて、「そうだ、今日から歩くんだった。早く起きなきゃ」と思っても、たちまち言い訳が浮かんでくる。

「今日は朝からめっちゃ寒いから今日は少し寝ておこう」とか「お腹が空いたから、朝ごはんを食べてから運動しよう」とか、食べ終わると「ちょっと休んでから…」そうしてテレビを見たり新聞を読んだりしてグズグズしていたらお昼になってしまう。

着る服についても億劫になっている。近所だからとパジャマの上にパーカーを羽織りサンダルを履いて、だらしなくコンビニに行く。

普段着も取り替えずに平気で２～３日過ごしてしまう。ズボンなんかは２週間は平気で、同じズボンを履いている。自分を甘やかし、だらしなく生活しているのだ。怠け癖と言うか、自分を規制する力がなくなってきてるのではないかと最近思い始めている。

そういう自分のダメ心に鞭を打ってくれるものと言えば、運動が一番だ。スポーツジムなんかは良い例で、運動する前は億劫だが、やり始めて汗をびっしょりかいた後は、「あー行ってよかった」に変わる。

汗をかいた後の爽やかさと、自分の怠け心を乗り越えたという達成感。 やっぱり人間は体を動かさなきゃだめだと、自覚し始めるこの頃だ。体を動かさないと頭も働きませんからね。 

コロナ禍で3年前からスポーツジムを辞めてしまい、だらしない体になってしまった。そろそろジム通いを再開して、来るべき来年の同窓会の時までに、体をシェイプアップしようかと本気で思案中だ。