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【東京朝高】アーカイブ写真⑫-新校舎と文化会館の竣工

新校舎建設を熱望する同胞たちの熱意を結集し1965年4月に鉄筋5階建ての校舎・1号館が建設されます。総工費は2億3千万円に及びました。

新校舎1号館竣工後の全校生朝礼(1965年)

さらに1970年3月には4階建の新校舎・2号館が総工費3億円で竣工されます。

2号館校舎竣工記念集会(1970.5)

1971年には東京朝鮮文化会館(体育館・講堂)が竣工されました。総工費は当時の5億円でした。

東京朝鮮文化会館竣工(1971.4)

1965年から1971年までの6年間に1号館、2号館校舎と体育館までも建設しました。この大規模な建設をやり遂げた在日一世たちの力の源泉は何だったのでしょうか。

この時から半世紀が過ぎた今、在日一世たちが民族教育の発展のため流した血と汗、その消え去ることのない偉大な業績に対して、尊敬と感謝とともにそれらを受け継いで行く歴史的使命を私たちは心に刻まなければならないでしょう。

その30年後、老朽化した校舎跡に現在の新校舎を建設(1998.4)したのは、一世たちの姿を見ながら学校生活を送った私たち在日二世たちでありました。時代とともに愛校事業の熱い血潮は綿綿と受け継がれました。

1 COMMENT

匿名と言う名の匿名

私達の青春の息吹が染み付いた校舎達ですね。
今は無い1号館。高3の思い出が今でも色濃い2号館。そして数々の思い出が残る文化会館…
それら全てに一世同胞の熱意が染み込んで、今の我々の人生を彩りまた、今日も同級生としてこのブログで繋がっている…
大切にしたい話しです。

聞いた話ですが、文化会館はかのリスンシン将軍の亀甲船をモチーフにしたそうです。
費用も倍近く掛かったとか…

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