卒業の春…再会の準備を始めよう

猪飼野ー追憶の1960年代⑭

ぼくは多感な少年期と複雑な心情の思春期の十年間を、この猪飼野で暮らした。少しの金持ちもいたが、大半は貧しく乏しい生活だった。その日暮らしの人々も多かった。

ぼくも小遣い銭稼ぎに友達と古物商に売れる物を探し求めて、遠い所までうろつき回ったこともあった。

平野川の臭いヘドロのドブの中に腰までつかって川底をさらい、金目の物を掘り出していた大人たちもいた。

都市ガスは全家庭に入っておらず、ご飯はカマドで薪で炊いていた。薪になる木片を大きな手押し車で集めてきて、売り歩く大人たちもいた。

2 COMMENTS

在日の歴史~

すごい時代だったんですね~👀
生きるに必死💦
梁石日の「夜の河を渡れ」を思い出しちゃった~💦👀

リヤカー懐かしい

ほんとすごい時代。私達の小さい頃の話しですよね。
東京には、この様な家庭はもう無かった様なきがしますが。
戦後はこんなだったのかもですね。

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