春のうららかさを感じよう

KARAが7年ぶりに復活する!

9月にK-POPガールズグループ・KARAの復活が発表されました。デビュー15周年を記念して、11月にアルバムを発表します。個人的には早くアルバムが出ないか待ちどおしくてたまりません。

K-POPでは、昨年から今年にかけてガールズグループの復活が相次いでいます。T-ARA、GFRIENDメンバーによるVIVIZ、音楽フェスにおける一夜限りの2NE1と続いて、8月には少女時代も5年ぶりに活動を再開したばかりです。

KARAが日本で大ブレイクした理由

KARAは、2007年3月に4人組のグループとしてデビューしました。同年2月にはWonder Girlsが、8月には少女時代がデビューしており、いわば「2007年組」の一角でした。でも、その道のりは他の2組と比べて緩やかではありませんでした。

翌2008年にメンバーのソンヒが脱退。残されたギュリ、スンヨン、ニコルに、ハラとジヨンが加わり、5人組となってブレイクしたのは、この5人による第2期でした。

2009年に国内でヒットを生んだKARAは、その勢いで日本へ進出します。2010年8月にデビューシングル「ミスター」を発表し、そのヒップダンスが注目され大ヒットします。翌2011年には少女時代とともに『NHK 紅白歌合戦』にも出場しました。

KARAミスター

この時のKARAの人気は、韓国よりも日本でした。その要因はマーケティングの方法にもあると思うけど、バラエティ番組などのテレビ露出も、人気の一つになったことも確か。またメンバーの全員が、かなり日本語が達者だったことも要因の一つだと思います。これにより、日本のアイドルが増え、KARAに対する親近感がわいたと思います。

でも日本で大ブレイクしている最中には、大きなトラブルも起きました。

2011年1月には、スンヨン、ニコル、ジヨンの3人が所属プロダクションに契約解除を申し出ました。その待遇があまりにも劣悪だったのが原因でした。3か月ほどで騒動は収まり、活動を再開しましたが、その2年前に生じた東方神起の分裂もあり、当時問題視されていたK-POPの負の側面「奴隷契約」が、日本でも注目されました。

KARAジェットコースターラブ

でも、こうした騒動があったにもかかわらず、KARAの人気は落ちませんでした。東日本大震災と前後していたこともあってか、ネガティブなイメージはつかず、むしろこの一件で認知をさらに広げた印象すらありました。『紅白歌合戦』の出場もこの年の暮れのことです。その後もKARAは順調に活動し、2013年には東京ドームで単独コンサートも開催します。

しかし、そこから終わりにいたるのも早かった😭。2014年1月にニコル、4月にジヨンが契約を満了して脱退。7月に新メンバー・ヨンジを加えてKARAは4人体制で再出発しますが、それも長くは続かなかった。

2016年2月にギュリ、スンヨン、ハラの3人が契約を終了。活動はそのまま停止し、2019年にはハラが亡くなる悲劇にも見舞われました。

「わだかまり」は払拭された?

KARAも例外ではないため、活動を再開するためにはプロダクションが主導であることが必要とされます。過去にプロダクションと衝突したことや、メンバーの4人が他社と契約をしていることもあり、活動再開のハードルは高かったと見られます。

それでも復活できたのは、今年1月に前のプロダクションがRBW社に買収されたからだと考えられます。別会社となったことで、おそらく過去のわだかまりが払拭されたんだろうと思われます。 KARAの復活は、こうしたお膳立てが整った結果でもあります。

KARAの復活は、こうしたお膳立てが整った結果でもあります。

こうした過去を振り返ると、今回のKARAの復活はかなり意外な感じがあります。

韓国や日本のプロダクション主導で創られたグループは、たいていは会社側が商標権を押さえています。よって、退所後には許可なくグループ名を使って活動することは難しいのです。

KARA CUPID

「魔の7年」を乗り越え

そしてKARAの復活で思うことは、同じ年にデビューした少女時代です。8月に少女時代もデビュー15周年を記念して5年ぶりに活動を再開しました。でもその復活もかなり意外なものでした。メンバー8人のうち3人は少女時代のプロダクション・SMエンタテインメントを離れていたからです。

それを可能としたのは、やはりSMエンタの姿勢にあります。過去には、東方神起から分裂したJYJの活動を妨害したとして、公正取引委員会から禁止命令を受けたこともあるSMエンタは、今度は寛容な姿勢に変わりました。

少女時代

こうしたことは、現在K-POPでは一般化しつつあります。TWICEやNiziUなどのJYPエンタが生んだボーイズグループ・GOT7も、2021年にメンバー全員が退所したものの、その後、他のプロダクションで名前を変えずに活動を続けています。商標権を持つJYPが、グループ名の使用を許諾しているからだと考えられます。

ガールズグループ・MAMAMOOも、今年メンバーのひとりが退所したものの、グループとしての契約は維持して活動を続けています。それを認めたのは、復活するKARAが活動の拠点とするRBWです。

韓国芸能界では2009年に、公正取引委員会が芸能人の契約期間を最長7年とする標準契約書をまとめました。それは「奴隷契約」が問題視された芸能人の権利を守るためでもありましたが、7年前後でグループの解散やメンバー脱退が相次ぐ副作用も生みました。

ファンやマスコミはそれを「魔の7年」と呼んで否定的に捉えましたが、最近は芸能プロダクション側が寛容になることで、それを乗り越えつつあります。

一方、日本では?

日本ではつい最近も、芸能プロダクション・LIBERAが契約終了前日にもかかわらず、所属タレントとの契約解除を発表して波紋を呼びました。今年2月には老舗のプロダクション・ユマニテが、東出昌大との契約終了についてきわめて感情的なプレスリリースを公開し問題視されました。

それらは見るからに完全に「見せしめ」です。2016年にSMAPの「公開処刑」が批判されたにもかかわらず、2019年にはジャニーズ、吉本興業、AKSで相次いで不祥事が起きても、日本の芸能界がそこからあまり改善されていないことが露呈しました。

現在、K-POPで活躍する日本人出身者は、60人以上もいます。これは3年前から倍増しているんだそうです。練習生を含めれば、おそらくその10倍以上の若者が韓国にいると推測されます。

それはK-POPが音楽的に優れているということよりも、制度の設計や待遇においても、韓国芸能界の信頼が徐々に高まっているからだと思います。衝突したら一方的に嫌がらせするような、子供じみた日本の芸能界に、だれが行きたいと思います?

日本の芸能界にも変化の兆しがないわけではないけれど、KARAみたいな復活が可能となるような未来は、まだまだ日本はほど遠いのかもしれません。

(順)

5 COMMENTS

KARA好き🎵

ハラが亡くなったことがつくづく残念でなりません。
でもKARA大好きだったので頑張ってほしいです。「ミスター」一番好きです。めっちゃカッコいいです。

タツノリじゃないよ💦

♬らららら~ ららららら~♬ 
何度も真似したなぁ~ ケツ振り~👀💕
二匹目のどじょうを探しに来たのかな? 大人気だったもんね~😘
私も「ハラ」ちゃん派でした~😊 知り合いが、亡くなる一週間ほど前に会っているんだよな~💦 残念だなぁ~👏

エンタメ

K.popに限らず韓国の🇰🇷エンタメはもはや世界トップクラスだよねー。韓ドラ見たら日本のドラマはちょっと見れないね。
再結成頑張って👍

間違った‼️

自分にびっくり‼️
私がKARAで一番好きな歌は、「ミスター」ではなくて、「ルパン」でした。笑
もう自分で笑うしかないや。
サザンの一番好きな歌は、「案山子」です。なんて言っちゃったりするのかな、20年後くらいに。笑
すみません。

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