【投稿】俳優で歌手の中山美穂さん死去 54歳

1980年代から90年代にかけてアイドルとして一世を風靡した、俳優で歌手の中山美穂さんが6日、東京 渋谷区の自宅の浴室で死亡しているのが見つかった。54歳だった。

中山さんは東京都出身で、14歳のときにテレビドラマ「毎度おさわがせします」で俳優としてデビュー、ドラマや映画に次々と出演。また、歌手としても「ツイてるねノッてるね」や「WAKU WAKUさせて」など、数々のヒット曲を発表して一躍、トップアイドルの地位を確立し、「ミポリン」の愛称で親しまれた。

2002年に結婚したのを機にフランス・パリに移住して表舞台からは遠ざかっていたが、2010年には映画に主演するなど、その後、日本での芸能活動を再開させていた。

死因については、「ヒートショック」によるものだった可能性を視野に入れて調べているそうだ。

消費者庁によると2019年の浴槽内の死亡者は約4900人で、その9割が65歳以上の高齢者だという。発生月は1月が最多で、次いで12月と冬に急増する。寒暖差で血圧が乱高下し、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすヒートショックが多発するためと考えられる。

特に入浴によって、急な温度差による血圧の急激な変化がもたらされることが原因だ。急激な血圧の変化により、一時的に脳内に血液が回らない貧血の状態になり、一過性の意識障害を起こすことがある。

自分は元気だから大丈夫と過信せず、自分にも起きるかもしれないという予防意識を持つことが大事だ。

入浴前に、脱衣所や浴室を暖めておいたり、お湯の温度は41度以下に、お湯に浸かる時間は10分までを目安にし、浴槽から急に立ち上がらない、食後すぐの入浴や、飲酒後や医薬品服用後の入浴は避ける、お風呂に入る前に家族にひと声かけるなどの対策は必要だね。

ヒートショックは高齢者のみならず、女性は50歳代以降、男性は40歳代以降に多く見られる傾向にあるという。食後は血圧が下がりやすく、さらに酒を飲むと血圧が大きく変動しやすいため、飲酒後の入浴は控えるよう注意しよう。