【投稿】増し増しな人

私は物書きではないが、毎日ブログを更新していると気を抜いた瞬間に、話を盛りそうになってしまうことがある。

それは自分が料理を作る時は適当にするが、 自分が料理屋を営むとなると、味に特徴を出したくなって、思わず調味料を多めに入れてしまう感じに似ているというか、そんな気持ちになるのと似ているというか…。

ただ、それが習慣化してしまうと、どんどん話に辛い甘いの調味料が足され、ついには糖尿病一直線のような増し増しな物語を創作してしまうことになるので、ブログの記事を書く際には特に注意するようにしている。

まあ、たまに盛っている記事もあるけどね。こういう気持ちは、小説家や演出家も少なからずあるのではないだろうか。

先日、とある飲み屋で同席した同級生が、とにかく話を盛る男だった。同級生の些細なことを聞いては、それを見たかのように盛って話すのだ。 それは悪気があってやってるわけではないとは思うが、味付けを濃くして話してしまう人は、あなたの周りにはいないだろうか。

多少盛って話して、それが後日バレたとしても、喉元を過ぎれば誰よりも先にそのことを忘れ、また同じ過ちを繰り返す。

私もある席上で、私の私生活のことを色々と知ってるが如く話をされた。盛った話が習慣になってしまい、もう戻れない人を見るたびに、ああはなってはいけないと、反面教師にしている。

「増し増し」はラーメンだけにしてほしいと思うこの頃だ。