新ブログの裏ばなし⑧

突然の再会から2人はたまに連絡を取り合う仲になっていた。TもWも年齢的にそれぞれの勤め先では高い地位にあるので、誕生日にはほんの気持ち程度のプレゼントを会社に送り合ったりした。Wはプレゼントが届いた日に同僚から「どんな関係の方?」と聞かれたことや同封したメッセージを読んであげたらステキな文章だと羨ましがられたとうれしそうに話している。

一方のTは荷物を受け取った後、人知れず開封して1人心の中で喜んだ。だが、お互いの諸事情で同窓会のその日まで2人がまたこっそり会うことは叶わなかった。TはWの本心が気になってしょうがない。

同窓会当日、東天紅に来た大勢の中に2人はお互いを認めた。みんなと同じようにほほえみながら挨拶し握手した。2人の親密さを感じ取ったのか、隣にいた女子が茶化す。
Y:ナニよ。あんたたち、どういう関係?
W:別に何でもないよ。남자친구とかじゃなくて친구なの。男女でもそういうのありでしょ
言い得て妙な表現だ。それを聞いていたTは、ちょっと妄想が過ぎたかなと自分を戒めた。

先に連絡をくれて会いに来たのはWのほうだ。だから変な期待感があった分残念な気分にもなる。今はWの言葉どおりに理解しようと思った。同窓会か終わって数日後に同じ中学出身の幼なじみの女子Eから電話があり、変な質問をされた
E:同窓会でWと会ってどうだった?
T:あまり話せなかったけどね。でも元気そうだったし、お互いジジババだけど昔の面影が濃く残ってたかなぁ。
E:あんた何にもわかってないのね。Wはず〜っとあんたのコト好きだったと思うよ
サラーっと爆弾証言!
T:そんなコト今更聞いてどうすんのよ。
E:どうにもならないけどね。でも知らないままだったら何かちょっとさ… うまく言えないけどね。それだけ知らせたくて。またね。
そう言って電話を切った。

Eは2人が会ったことやプレゼント交換したことを知ってるのだろうか? Eに聞くことは自分から暴露することになるから決して聞けない。前にWは誰にも言わないと言っていた。Eは単に昔話をぶり返しただけなのかな?でも図らずもTが知りたかった答えを知らせてくれた。でも驚きもないし「好きだった」は過去形なので特に喜びもない。当然優越感も湧かない。今となってはありがたいことだと思えるだけ。

でも、あの再会がこれから2人だけの秘密になると思うと、残りの人生にスパイスをくれたようでなぜか楽しい!これからどうなるかは誰にも分からない。淡い期待は続くのかな…2人の再会のきっかけを作ったとすれば、やはりそれは〈ブログの功〉?でも、それが原因で2人の家族に悲しみや痛みを強いてしまったら?
…〈ブログの罪〉だけは御免こうむりたい。

おわり

2 COMMENTS

恋愛黄昏症候群

そうだよね❤️
もう人生経験豊富な2人ですから、若気のいたり…等はありませんよね。
でも、ちょっと期待したかも…笑
ま、大人の2人が偶然再会して昔の気持ちを思い出した。イットキ心ときめいたがそこは大人、落ち着く所に落ち着いた、って事かな?
でも、このまま終わるんではなく、これからも友達として、仲良くして欲しい。

ときめき

いくつになってもときめくって幸せだよね♥
者、物、事に対していつまでも、ときめく心を忘れないでいたいな…🎶

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