おかしな娘のオモロイ話(22)—よっちゃんのオモニ4

よっちゃんの兄弟は4人。上3人が娘で末っ子が長男。よっちゃんのオモニは、娘たちをさっさと嫁がせて、まだ20代の息子も来年には結婚させると意気込んでいる。よっちゃんのオモニは仲人名人でいろんな縁を結ばせている。縁結びの神様的な。

ところが末っ子の長男はおとなしくて現在、彼女募集中、ってかお嫁さん募集中。末っ子の長男は顔も性格もよくてとっても優しいのだけど、ひとつだけ難点がある。それは姑と小姑が多いこと。よっちゃんのオモニには妹がいて、よっちゃんのオモニの店を毎日手伝っている。だから、姑が2人いるようなもの。小姑は上3人の姉たちに加えて“親戚”の私たち姉妹。合わせて6人。こんな姑、小姑に対抗できる若い子なんて、世界中捜してもいないに等しい。

そこでよっちゃんのオモニは考えた。“この際、私の妹と結婚させよう!”って。私の妹とよっちゃんの弟は赤ちゃんの頃からずっと一緒に育っていて、今でも一緒にでかけるほど仲が良いし、姻戚問題も難なくクリア。これは妙案ということで、互いの両親同士で旅行に行った時に、よっちゃんのオモニは“縁結びの木”というものにお祈りしてきたらしい。

よっちゃんの家に妹が遊びにいくと、息子に2人で映画でも観なさいとお金を渡して追い出す。息子と妹は「コナン」の映画が観られて大喜び。でも、その後の進展は何もない。だって、2人でしょっちゅうご飯行ったりしてるから。

ということで、よっちゃんのオモニは来年の結婚式に向けて今日も息子の嫁を捜している。