おかしな娘のオモロイ話(8)ー類は友を呼ぶ?下

さて、友近おにぎりこと、ゆっさんの話の続きを。
私は4年制の文学部、ゆっさんは2年制の短期学部で、卒業時期も別々だったけれど、私たちは朝大に入ってからもずっと仲良しだった。

ゆっさんは自分を「おにぎり」だと揶揄するぐらい体型を気にしている。自分の身体を見られるのが恥ずかしいからと朝大時代は大浴場へは行かず、コインシャワーを使っていた。

当時の朝大の大浴場は男湯と女湯の2つ(当たり前だろ)。だが浴槽にお湯を張るのは週3日。 確か、月・水・金曜日が女子が浴槽につかれる日。 月・火・木曜日が男子がつかれる日だったと記憶する。
ただ大浴場自体は毎日開いていて、お湯がたまらない日でもシャワーは使用可能だった。
大浴場に入れる時間も決まっている。 湯船にお湯を張る日は15時~19時45分まで。 シャワーのみの日は18時~19時45分まで。

今は洗い場のすべての蛇口にシャワーが備えられているそうだが、当時はそうではなかった。わざわざおけにお湯を溜めて、それで髪や身体を洗う。 つかれる湯船がないと、冬場は本当に凍えるほど寒い。ただ、親世代の頃はお湯も隔日しか出ず、真冬でも水で髪を洗っていたというから、それに比べるとまだマシだと言いたいが、それでもやはり寒い。

今思うとシャワーに入るだけでも結構大変でツッコミどころ満載なのだが、それが当たり前だと素直に受け止める順応性や人間性が、朝大生の良いところだと思う。

さて、大浴場には行かないゆっさん。そういう類の人が一定数いるのも事実だ。 衛生的にイヤだとか、1人で入りたいとか理由は様々。
朝大には、そういう人向けに24時間営業のコインシャワーがある。入口を開けると、まずドライヤーとか洗顔ができるような洗い場があって、そこからシャワールームへと続く。
学部ごとに焼肉モイムなどがあって19時45分までに大浴場に行けないと学部の女子全員がコインシャワーに入ることになり、シャワー室が大行列になる。

このシャワールーム。こちらは1つずつの個室になっていて、脱衣所とシャワーが扉で区切られている。脱衣所と シャワールームを合わせても、一畳あるかないかぐらいの狭さ。 しかし、過去によほど身長の高い人がいたのか、天井だけは高い。

脱衣所は1人入れば身動きをとるのがやっとの狭さである。 金額は3分100 円。 しかも、一度100円入れたら途中で止められない。シャワーのお湯が 3分間出っ放し。

これは女子にとっては厳しい設定だ。メイク落とし・洗髪・身体洗い・洗顔を3分で済ませるのはほぼ不可能。 だから、コインシャワーを使う時は300円持っていって6分間シャワーに入るのが普通だった。

あれ?
疑問に思ったあなたはエライ!
6分で入るなら200円で足りるって?
計算上はそうだが、それでも必ず 300円か400円持っていく。
中には200円しか持っていかない人もいるだろうが、その人はとてもラッキーな人だ。きっと経験したことがないんだろうな。100円を入れてもお湯が出てこない恐怖を。

これも朝大あるあるなのだが、100円入れてもまったくシャワーが機能しないことがある。しかも結構な割合で。 別に故障ではない。なにくそ、ともう100円入れると普通にお湯が出る。要はコインシャワーの気まぐれな のだ。

100円を入れても機能しなかった場合は、申請することで後日お金が返ってくるが、シャワー室に管理人などいない。完全な個室だからシャワーが出なかった場合はその状況で、どうにかするのは不可能なのである。 200円持ってきても100円分が機能しなかったら3分でシャワーに入るしかなくなる。 これは結構な痛手だ。 だから、みんな余裕を持ってお金を持っていく。

ゆっさんは毎日コインシャワーに入る。彼女は 300円持ちの6分派。6分あれば洗うのに慌てる必要もないし、最後に壁や下に溜まった泡までシャワーで流せる。ゆっさんは次に使う人への気遣いもバッチリ。

ゆっさん、いつものようにシャワーを終える。 荷物カゴをガサゴソ。
ん?
ガサゴソ、ガサゴソ
あれ?!
し、しまった!!!!
ゆっさんは、なんとバスタオルを忘れてしまったのだ。
普段からシャワーするのにフェイスタオルなんか使わないゆっさん。
ヤバい。拭くものが、ない。
ビチョビチョの身体に髪の毛。 ゆっさん、迷う。 (どうしよう、、、)

後でこの話をゆっさんから聞いたとき、私は<服で拭く>か<そのままビチョビチョなまま上 から服を着る>の二択しかないと思った。 いや、普通はそうするでしょ。

しかし、彼女は違う。ゆっさんは公衆トイレにある、手洗い後に機械に手を入れて風で乾燥させる<エアジェットタオル>をとっさに思いついた。

(あれを全身バージョンにしたら、イケそう。)
そしてゆっさんはその場でジャンプをし始めた。幸いシャワールームは天井だけは高い。 何分かジャンプし続けて、一旦止まって身体を確認してみる。
(わ!乾いてる!!) 謎なうれしさに包まれた。 そして、ジャンプしたおかげで身体も温まっている。

ゆっさんはシャワールームの脱衣所で10分間ジャンプし続けた。ジャンプし終わった頃には身体はポカポカ。水気もいい具合に弾け飛んで衣類も濡らさないで済んだ。ゆっさんは大満足だった。

誤解しないでほしいのは、これが朝大生の常識ではない。バスタオルを忘れる人はたまにいるが、殆どの人はフェイスタオルで体を拭くか私が思いついた対処法で解決する。ゆっさんは特別だ。
しかも、ゆっさんはこのシャワー後の10分間ジャンプがダイエットにつながるという更なる謎のお得感を得 てしまった。
「すごくオススメな、ダイエット方法があるよ!」
しばらく周りに、この<全身エアジェットタオル>をオススメしていたけれど、卒業するまで、ゆっさん以外にやった人の名を聞いたことがない。

3 COMMENTS

勘違い野郎

不謹慎ながら、わざと読み間違えてみた。
< 確か、月・水・金曜日が女子が浴槽につかれる日。 月・火・木曜日が男子がつかれる日だったと記憶する。>
ということは月曜日は混浴の日か! 地上の楽園ではないか!
そのようなことが有ろうはずがなく、男女の浴場は別々だろう。
だが、仮にこれが現実だとしたら朝大の入試倍率一気に上がるだろう。
在日コリアンだけでなく日本人ほかコリアン以外の人々も入学希望者が殺到するに違いない。
ましてや日頃ヘイトスピーチを叫ぶ輩は、鬱積している自分の不満を、弱者と強引に見なしている者に吐き出しているに過ぎないので、すぐにこちら側になびいて嬉嬉として受験するに違いない。

末路は明かだ。女子がいなくなり男子だけとなる。
朝大が男子大となり、薔薇が咲く奥深い世界となるのも一興か。

疥癬菌きらい

朝大で一緒にお風呂に入りたくない気持ち、わかるな~。私も朝大4年間暮らしましたが、特に男子の環境は劣悪。お風呂はその当時16時からだと記憶してますが、18時頃からクラブ活動が終わった運動組、特にラグビー🏉、サッカー⚽部などの泥だらけの男子たちが入ってきたらさあ大変。一応流して湯ぶねに入ってくるけど、いい加減なんですね~。だから19時直前に駆け込んだらその湯ぶねは?…。想像するだけで💦💦💦
おまけに年に何度か使用禁止になるのです。ダニ、疥癬菌などの消毒のためです。劣悪の環境の4年間を過ごしたので今では健康になりました(嘘です笑)。

徳名77

私も4年間朝大、上記の運動部でした。
私の場合、シーズン中ほとんど湯船に入りませんでした。
何故なら、もうすでに茶色に濁っていて、入る気になれませんでした。
冬場は辛かったですね。 シャワーのお湯さえ出ないときもあり。 またお風呂に入る時間もないときは、夜中トイレで水浴びを、気合いで‼️ 体温で湯気がでる始末。でもぐっすり😪💤💤眠れました。笑
いま振り返れば、良い思い出ですかね☺️

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