春のうららかさを感じよう

【投稿】今年も朝鮮半島の緊張状態は続くのか

むかしは祖国の自主的平和統一、南北の和解や協調が叫ばれていましたが、この頃はそんな言葉さえも聞こえなくなりました。

今年も南北関係の改善は難しい様相ですね。朝鮮半島の専門家らは、北朝鮮が来年も核・ミサイル能力の高度化を図るために、強い挑発に打って出ると予測しています。

韓国政府は北朝鮮に向けて「常に対話のドアは開かれている」という、うわべだけのシグナルを発し続け、その呼びかけに対して北朝鮮はそのシグナルに答える可能性は極めて低いというのが専門家の大方の見方です。

ウクライナ戦争や激化する米中の戦略的競争などで、国際情勢は北朝鮮側に有利に働いており、北朝鮮は「韓米日」対「中ロ朝」の対立構図を利用して、核・ミサイルの高度化を加速させるとともに軍事的緊張を高めるとの見通しが強まっています。

今年も緊張は継続か 偵察衛星実験や通常角度でのICBM発射も

北朝鮮は、今年中に軍事偵察衛星の実験と大陸間弾道ミサイルの通常角度(30~45度)での発射実験を行う可能性を示唆しました。実際にこれらの実験と核実験に踏み切れば、朝鮮半島の危機は最高潮に達することは間違いありません。

北朝鮮の国家宇宙開発局は先日「23年4月までに軍事偵察衛星1号機の準備を終える」と発表しました。戦術核、戦略核とともに、いわゆる偵察衛星を今年の上半期中に打ち上げる可能性にも言及しました。

また金与正党副部長は12月20日に朝鮮中央通信を通じて発表した談話で、ICBMの大気圏再突入技術を立証するには高角度でなく通常の角度での発射が必要だとする韓国の専門家の指摘に「じきに見れば分かること」と反論し、通常角度での発射実施をほのめかしています。

7回目の核実験を強行する恐れもあります。専門家は、北朝鮮は国内外の状況が有利だと判断すればいつでも核実験のボタンを押すはずだと指摘しています。ほかに、北朝鮮による固体燃料エンジンを用いたICBMや原子力潜水艦の開発も予想されています。

自信強める北朝鮮 国際情勢も有利と判断

韓国は来年も、尹錫悦大統領が掲げた非核化ロードマップ「大胆な構想」に基づき、北朝鮮に対話と協力を促していくとみられます。

だが専門家らは、北朝鮮が韓国の対話・協力提案に応じる可能性は低いとみています。核保有国として自信を持っていることに加え、現在の国際情勢も自らに有利と判断しているためだとみています。

金正恩氏は去年9月に行った施政演説で「現国際情勢は米国が提唱する一極世界から多極世界への転換が加速している」とし、こうした情勢を「軍事力をより早く飛躍させられる立派な条件と環境」だと評価しています。

北朝鮮問題を巡る米中の態度も、南北関係の膠着が続く要因に挙げられています。米国は韓国と同様に、北朝鮮に対話再開を促す一方、対話を再開しただけではいかなる見返りも与えないとの姿勢を貫いています。

中国は、米国が軍事的緊張を高めていることが朝鮮半島の安定を損なう原因だと主張し、対話を通じた問題解決という原則的な立場ばかりを繰り返しています。

こうした情勢判断と朝鮮半島を取り巻く国際秩序が変わらない限りは、来年も南北関係が急激に変化する契機はあまり訪れないだろうと専門家は見込んでいます。

24年の米大統領選まで緊張継続か 専門家「危機管理に努めるべき」

専門家の間では、朝鮮半島の緊張局面が今年どころか24年11月に予定される米大統領選まで続くとの観測もあります。北朝鮮が米国の次期大統領選を見据え、その時までにできる限り核・ミサイル能力を強化して米次期政権との交渉力を引き上げようとするとの見方です。

韓国の統一研究院は今年の朝鮮半島情勢について「南北間で『強対強』の対峙局面が続き、軍事的緊張が高まる状況が繰り返し発生する」と予測、今年3月までと見込まれる北朝鮮軍の冬季訓練や、毎年7~9月の北朝鮮軍の夏季訓練、これと重なる韓米合同軍事訓練の時期に軍事的緊張の高まりが予想されるとしました。

一方で、南北の対峙が続く中でも情勢の変化によっては対話の糸口が見えるとの楽観的な観測もあります。バイデン米政権が任期後半に外交で業績を残すため、積極的な対北朝鮮政策に転じる可能性が指摘されるほか、北朝鮮にとっての戦略上の環境が悪化する場合も、緊張緩和の動きが期待できるとの声も出ています。

韓国の統一研究院室長は「来年の南北関係の見通しは非常に暗いが、危機管理と緊張緩和に向けた手立てを探るべきだ。対話に向けた努力がいつにも増して必要になるだろう」と助言しています。

日本に住んでる私たちは

このような情勢下で、私たち日本に住み続ける在日コリアンたちは、緊張する朝鮮半島情勢をただ傍観しているだけで何も出来ないのでしょうか。私は腹立たしく思えてなりません。

イデオロギーの衝突がますますエスカレートする朝鮮半島、北朝鮮の報道をそのまま念仏のように垂れ流している機関紙「〇〇新報」、引退しない許〇〇議長、代り映えがしない組織のお偉いさん、〇〇万歳~を叫ぶ組織員、孤立無援で財政難に苦しむウリハッキョ…。そして日本に住み続ける私たち在日コリアン…。

平和な日々は一体いつ訪れるんでしょうか?

2 COMMENTS

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議長職に居続ける御老体が引退しない限り、無理でしょう。
まあ引退しても…という感はありますが…

トウモロコシは生産できてるのかな?

まだ続くのかぁぁぁ~💦
結局、お金も何もなくなって、自爆しないことを切に祈ります~🤦‍♂️👏
正月どころじゃなくて、苦しんでいる民は、とても気の毒なんだけどな~😢
早く、平和的な解決を祈ります~👏

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