지영이는 보았다 その2

資料読みに没頭しながらもチヨンの頭の片隅には、ある妄想がうごめいていた。それは第一級の情報を、ある対象から聞き出した功績で情報部の幹部から称賛されている場面だ。憂鬱とさえ言える毎日を、そんな妄想に頼りながら何とか持ちこたえていた。

ブルッ、ブルルッ!
机上のマナーモードにしてあるスマホが振動しチヨンは我に返る。手に取り誰からか確認するが登録していない番号からの着信だった。

「예, 여보세요.」
「박지영씨 맞아요?」
「예, 그래요. 그런데 누구신지?」
「야, 오랜만이다. 나 유미야.」
「앗, 유미선배님이시네. 이게 몇해만이야?」
……

大使館に就職し情報部門に配置された頃、チヨンは情報・工作要員養成研修を過ごしたが、そこで共に過ごしたのがユミだった。1歳年上のユミは、チヨンを妹のように可愛がってくれ、馴れない訓練で疲弊しないようにと日々励ましてくれた。本人も辛い筈なのに。

チヨンが過酷な養成過程を乗り切れたのは、ユミの助力あってのことだった。でもその出口は異なった。ユミは仙台の領事館赴任となったのだ。お互い特殊な仕事で機密事項が多いため、連絡を取り合うこともできないまま数年が過ぎてしまっていた…

「내일 토요일 우에노에 가니 만날수 있니?」
「그럼요. 우리 꼭 만나요.」
「오후6시쯤 어때?」
「예, 괜찮아요.」

上野のマルイの前で会おうと決めた。突然の電話で困惑もあったが、ユミとの再会を思うと、うれしさで高揚する気持ちを抑えられないチヨンだった。

電話を終えた彼女はそのままトイレに行き、無人なのを確認した後スキップした。明日はきっと楽しくなる!久々に……

続く

1 COMMENT

チヨンのイモ

日本語とウリマルのコラボが斬新ですね。在日ならではの表現方法?(笑)次の展開がワクワク待ち遠しいなぁ~❣️

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