【健康】栄養をしっかり摂って小太りを目指す

メタボリックシンドローム。メタボという言葉がある。これは今すぐに頭の中から消してしまおう。本当に罪深い言葉だ。 病院に行けば BMIは、体重（kg）を身長（m）の2乗で割った値で算出される。そして出た数字を25以下にするよう指導されるが、この基準は矛盾だらけだ。

韓国で2017年に発表された研究では、心不全・急性肺炎・透析・肺気腫・心筋梗塞・がん・ 脳血管障害・糖尿病の罹患者は、痩せている人より太っている人の方が長生きできることが示されている。

日本でも、東北大学公衆衛生学グループが５万人規模で行った疫学調査研究で、BMIが25から30のやや太めの人が一番平均余命が長く、痩せ型の人が最も早死にだという結果が出ている。痩せ型の人がやや太めの人よりも6～7年も早く亡くなっているのだ。

その理由はまだ解明途中だそうだが、どうやら内臓脂肪が免疫細胞を作っているという説が有力だ。そもそも長生きしたい、元気でいたいと思うなら、栄養をしっかり摂ることが重要なのは言うまでもない 。

粗食では病気と闘う体力がなくなってしまう。美味しいものをたくさん食べて小太りになるのが健康長寿の秘訣です。