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【健康】清潔な暮らしは逆に不健康?

今年は激しい咳が出る「マイコプラズマ肺炎」や「劇症型溶連菌感染症」などが増えてきている。では、なぜ流行っているのだろうか。

コロナ禍の中、家に閉じこもり、生活の全方位にわたる消毒や、基本的にマスクを外さない生活を徹底した結果、人々の免疫力が低下したのではないかと見る研究者がいる。

インドに旅行に行った人が水を飲んだだけで、すぐにお腹を壊したという話をよく聞くが、現地の人たちは同じ水を飲んでも健康に過ごしている。こうしたことからわかるのは、少量のウイルスや細菌は、日頃から触れていたほうが逆に免疫力は高まるということだ。

ある免疫学者は「人間は清潔にしすぎるとダメだ」「寄生虫がいなくなってからアレルギーが増えた」と言っていた。 しかしコロナ禍の三年間に、私たちは消毒や殺菌を徹底し、なんでもかんでも清潔にしなければいけないという意識を無駄に高めてしまったのではないだろうか。

トイレに入って便座シートを敷かないと用を足せないとか、スプレーで消毒してからでないと便座に座れないなど「清潔」への意識が明らかに過剰になったとは思いませんか。

常在菌という言葉があるように、むかしから人を含めて動物は、ウイルスや細菌と共生をしてきた。しかしその細菌を排除しすぎることは、非常に危険なことなのです。

また、日本の医療では、やたらと抗生物質を使うので、薬剤への抵抗性がある「耐性菌」が出やすいと言われている。反対に最近は、飲み薬の抗生物質のできが良すぎて、善玉菌まで殺してしまうので、下痢をしやすいとも言われている。そのため、あまり神経質になりすぎるのもいけないのではないかと思ってしまう。

そもそも溶連菌も、少しも珍しい菌ではないのに、それが変異したのか、それとも私たちの体が弱くなったのか、感染すると重症化しやすくなったのは確かだ。

私は仕事柄、恐ろしいほど汚い暮らしをしているアパートの住人を見ている。毎日コンビニで弁当を買ってきては容器をほったらかしにし、部屋にはゴキブリがたくさんいたり、悪臭がただよう部屋をかなり見ている。また、お風呂に入っていない老人は、身体から悪臭を放っている。でもそういう老人が毎日買い物に行っては家で平気で暮らしているという事実にも驚かされている。

人間とは、一般に考えられているよりも丈夫で元気にいられるものなどと痛感させられている。なので清潔でいなければいけないという強迫意識を持つよりも、多少の細菌やウイルスと共生するというぐらいの心構えでいる方が健康なのかもしれない。

新型コロナが流行した当初、欧米に比べて日本では死者数があまり増えなかった。その説明として、欧米の人はあまり風邪をひいていないからというものがあった。風邪というのは東アジアの地域病で、発症者はアジアのほうが欧米よりもずっと多いのだ。そして主要な風邪 のウイルスはコロナウイルスの一種だから、私たちは日頃からコロナウイルスに接していて、すでに軽い免疫があったために「新型コロナ」が登場しても、死者は少なくて済んだというのだ。

この真偽は、今なお検証されていないが、これを否定する材料もない。コロナ禍後、感染症を怖がる高齢者が増えているのも事実だが、軽い感染症はむしろかかっておいたほうがいいのかもしれないと、私は思っている。

2 COMMENTS

ヤクルトは時々飲むけどね~

今でも毎日マスク生活している人もいるよね~👀潔癖症なのかな?
私なんか、今でも「3秒ルール」使って、落ちたものでもサクっと口に入れちゃうよ~😆お腹の中は、たぶん雑菌だらけだと思う😁
でも、幸いにコロナもかかったこと無いし、風邪もあまりひかいよ~😆
キムチの効果もあるかも~💓

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😷😷😷

なるほど🧐
そう言えば菌には、テリトリーがあると聞いた事がある。
菌が無い所に侵入して来て、自分のテリトリーを拡大するんだって💦
 だからって絵のような部屋を想像しただけでこっちの体がかゆくなりますねー😖😖😖

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