WBO同級11位の挑戦者、金芸俊(32)は、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31)に4回2分25秒KO負けの結果に終わった。
1回は両者慎重な立ち上がり。2回は井上のパンチにコーナーに追い詰められる場面もあったが、左ストレートを繰り出すなどして応戦する。
しかし2回が終わった時点で、左目下が黒ずみダメージを感じさせた。3回には、井上のパンチをもらった直後、グローブで「来い」のジェスチャー。しぶとく井上に食らいついたが、4回、井上のボディーから動きが止まった。
それでも、自分のあごを指し、再び「来い」のジェスチャー。直後にそのあごに右ストレートを食らいダウン。
両膝をついたままもん絶すると、セコンドからタオルが投げ込まれて決着。敗戦に涙が止まらず、悔しさを隠せなかった。
韓国にとっては、WBC世界フェザー級王者だった池仁珍が07年7月に負傷により王座を剥奪されて以来、17年6カ月ぶりの王座誕生の期待がかかったが、残念な結果に。
井上はリング上のインタビューで「急きょ対戦を受けてくれた金選手ありがとうございました」と感謝。金芸俊が退場の際にはインタビューを止め、会場から拍手が送られた。
今回は、1か月の延期と対戦相手変更が続いた異例の興行だったが、井上は現役単独最多の世界戦通算24勝、歴代2位となる3度目の4団体防衛を果たした。
大怪我にならなかった事に安堵。井上強い。挑戦者偉い。
やっぱり強いね、井上は🥊
残念だが、負ける気がしないね。