血圧は健康診断で毎回測定されるため、多くの人たちは身近に感じることができる身体の指標です。今回は血圧とはそもそも何なのか、血圧の正常値や、血圧が高いことによるリスクなどを考えてみようと思います。
血圧の数値は何を表しているのか
血圧とは、心臓から全身に送り出される血液が、血管の内側に与える圧力のこと表しています。
「水がホースから出る勢い」をイメージしていただくと理解しやすいと思います。
血圧の正常値を知ってますか?
高血圧の基準は家庭で測る血圧で135/85mmHg以上、診察室で測る血圧では140/90mmHg以上と定義されています。一方で正常血圧の定義は家庭血圧で115/75mmHg以下、診察室血圧では120/80mmHg以下とされています。
正常血圧と高血圧の間は正常高値血圧や高値血圧と呼ばれ、将来的に高血圧になりやすいとも言われているのです。
血圧は1日の中でも変動しますし、測定時の行動や、状態などによっても異なってくるので、起床時と寝る前の毎日決まった時間帯に測定することを推奨しています。
起床後は起きて1時間以内、トイレをすませ、服薬・食事前の測定にすること、また就寝前は、入浴後1時間以上時間をあけて測定することが理想的です。いざ血圧を測定しようとすると人は緊張するので、測定時は数回深呼吸し、リラックスした状態で行った方が良いでしょう。
高血圧をもたらす要因
高血圧をもたらす原因は、過剰な塩分摂取と動脈硬化であると考えられています。塩分は水分と結びつきやすい性質を持っていますので、過剰な塩分摂取は、体内の血液量が増加する原因となります。
また、血管が動脈硬化により狭くなってしまうために、血管にかかる圧力が高くなるのです(=血圧があがることになります)。
水がホースから出る勢いが血圧であると考えると、過剰な塩分摂取=水の量が増える、動脈硬化=ホースが狭くなる、と置き換えることができます。どちらのケースでも、水がホースから出る勢いは増すというわけです。
高血圧を下げるために必要なことは?
血圧を下げるためには、第一に減塩を心がけるべきです。私たちは遺伝的に塩分を体内に貯めやすいと言われています。つまり塩分を摂取することにより血圧が上昇しやすい民族なのです。
塩分の摂取量を減らすためには加工食品の摂取を減らし、みそ汁や漬物の摂取も減らすことから始めてみてください。加工食品は製造過程で多くの塩分が使われます。また、普段の生活においてみそ汁や漬物を食べないようにするだけで、塩分の摂取量が減ることも分かっています。
まとめ
高血圧は症状こそありませんが、様々な危険な疾患のリスクとなるものです。特に私たちは塩分を過剰に摂取すると高血圧になりやすい民族です。
日常生活の中で減塩を心がけていくことが、健康な生活を送ることに繋がっていきます。
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もう〜 怖いったら、ありゃしない😵 製薬会社の陰謀でしょう?もう騙されないからね🤮