昔も今も変わりませんが、デマや差別はいつになったらなくなるのか。芸能人や著名人に対する「在日認定」。事実かどうかなどはまったく関係なく、気に入らない人物などに「在日」「朝鮮半島出身」などと決めつけて認定し差別する行為が、ネットを中心にさかんに行われ、いまなお、社会問題になっています。
そんなデマの被害に、今度はNHK朝ドラ『舞い上がれ!』の主要キャストのひとりである、永作博美さんがあっていたことを「女性自身」が報じています。その被害は現在に至るまで、10年近くにわたっているといいます。確かにここ何年か、ネットやSNS上で「永作は韓国人」「父が中国人で母が韓国人」などという情報が流布されていました。
そして「女性自身」の記事によると最近、永作さんの夫がそんな状況に対し、ブログで怒りの告発をしたというのです。
「永作博美の国籍デマ。しつこい。永作博美と韓国(ときに中国)と結びつけようとする、奇妙な運動、あの手この手で10年近い」
記事ではこうした夫の告発を紹介した上で、すでに2013年に発信者を特定するために情報開示請求も行ったこと、それでも現在まで悪質なデマは続いていること、デマが拡散されることで、それを信じる人が出てくる危惧などを紹介し、解説しています。
しかし記事には、なぜこうしたデマが発生し、原因や理由についての説明や分析はないのか。というか多くの場合、理由なんてほぼなかったりするから、追求しようがないのかもしれません。
今から15年には、ほっしゃんこと星田英利さんが当時の安倍政権、安保法制に対し批判的な投稿をすると、速攻で「在日吉本」などと「在日認定」され、炎上する一件がありました。
自分と考えが違う、そして気に入らないから在日認定する。まさに短絡的で卑劣な行為ですが、在日認定のやっかいなことは、それを否定すれば、今度は「差別主義者」などと批判されてしまうこと。このときの星田もそうでした。そして星田はこうつぶやいていました。
「あのね、日本人やけど、“在日”って言う言葉に何も不快も無いよ。その言葉を差別的に使うのが許されへんだけ」
沈黙せずに批判を恐れず反論したあっぱれな星田さんでしたが、永作さんもまた沈黙を選択することなく情報開示請求を行い、本人にかわって夫が在日認定に反論し告発しました。
そもそも何で永作博美さんが韓国人だと噂があるんでしょうか?
顔つきがそっちっぽいというならそうかもしれないけど、それなら俺も人のこと言えんし…と思うんですが。
永作さんは2013年から2018年の間に消費者金融の「アコム」のCMに出演していました。消費者金融やパチンコ店などは在日朝鮮人が裏で経営してるとか噂が絶えませんが、消費者金融のCMに5年間出演したのが在日朝鮮人だから?と勘ぐるのです。
ドラマ「Pure Soul〜君が僕を忘れても〜」が、韓国映画「私の頭の中の消しゴム」でリメークされると、また深読みする一部悪意のあるユーザーによって韓国で大ヒットしたのは、永作さんが韓国人だからと決めつけるのです。
まあ、韓国人だろうと日本人だろうと、称賛されたり人気が出ると、裏で陰口を言ったり、嫉妬したりすることは過去にもありましたが、真実でない事を当然のように言いふらす「ネトウヨ」に、この頃はうんざりしています。
デマには辟易します。
私たちの学校や存在や生き方に対するデマに「それはデマですよ。」と戦う人達には一定の敬意を表します。
永作さんの夫の記事を読んでいないので詳しい反論については知りませんが、10年も言われ続けたなら怒りたい気持ちもわかります。
ですが、デマはデマ。わかる人はわかっているし、気にしなければ良いのに、とも思います。犯罪者だと言われた訳じゃない。
もうなんて低レベルの話なんでしょうね~💦
このようなデマや差別は、延々と無くならないと思う💦
見ていて、聞いていて、とても不愉快だし、自分が標的にされると思うとちと怖い😢
多かれ少なかれ、どこの国でもあるんだろうけど、心が成熟していなんだろうね😞
やだやだ~💦