蜀道とは昔中国の都、長安から「三国志」の主人公劉備、関羽、張飛が蜀の国を打ち建てた四川省へと征く120キロの道程だ。
沈師正(1707-1769)が描いた「蜀道」は松の木が鬱蒼と繁り、奇岩絶壁から始まる。岩と岩の間に流れる水は流れるものの道は見えない。切り立ったように高く聳える岩の上には人家が見える。やっと渓谷の下に狭い道が現れて、馬に跨った人が見えるが、それはほんの一瞬で、激しい渓流がまた道を塞いでいる。
これは沈師正が没する1年前の1768年に、宋の画家李唐の「蜀棧図」を参考にして描いた巻物で8メートルの大作だ。
画面には納まらないので、全図は動画を参照ください。
そしてこれも李朝後期の大作で李寅文(1745-1821)が描いた「江山無尽図」だ。
沈師正の弟子であった李寅文が描いた「江山無尽図」も10メートルを超す長さだ。
高所から見下ろすような構図で、変化に富む山水を長大に再構成している。洗練された筆致と色遣いは朝鮮後期、金弘道と双璧をなす絵師に数えられた、李寅文の巧みな技量が、上手く表れている。
表裏には「秋史」と「秋史珍蔵」と押印されていることから、朝鮮末期の代表的な書家である金正喜(1786-1856)の所蔵品だったことが分かる。
保存状態良いですね~🙌 このような作品は、皆無化と思った~💦 戦争のために💦
しかし、ものすごく思いが詰まってるね~👀
あの、麻婆豆腐の四川までの道のりでしょう? 山あり谷あり川ありより👀
じっくり観てみたいなぁ~😊
で、この説明員のメガネカッコいい~👓 横のフレームがおしゃれ~😍
解説の女性の朝鮮語がゆっくりで綺麗。ゆっくりでも所々しか分からないけど。💧
昨日NHKでやっていた松浦武四郎の話し、良かった。江戸後期から明治に掛け「北海道」を命名したとされる人物の話しなんだけど、自分の脚で当時の北海道を歩いて絵に残した人。
この沈師正と李寅文さんは自分で歩いたのではなさそうですが、どうやって山や川や岸壁や森を知ったんだろう。ドローンも無いのに。三百年前の大作。貴重です。