子供の頃、おもちゃが欲しくて泣いてせがんでオモニにねだったものがある、それはおもちゃの刀だ。数十年前に買ったナイフは、鉄板に突き刺さったと書いてある小説を読み、どうしても欲しくなって買ったものだった。
鉄板に突き刺す必要はないけど、鉄板を通すなら大根だって紙だって切れるはずだと思って購入したものだ。
そうして購入したナイフを、紙を切って試し切りしたり、刃が鈍らないよう、何も切らないで大切に保管したものの、現在は行方不明になっている。多分妻が護身用か、考えたくはないが夫婦喧嘩の攻撃用に、隠し持っているかもしれない。
また料理用の刃物は非常に高価である。合羽橋商店街に行くと 最高級の包丁はとても庶民では買えない価格だ。 やむなく中級クラスの包丁を買ったが、箱には「高級」と書いてあった。
よく切れる包丁を使うと、トマトでも鶏肉でも素材の味が全く違うと言われる。もちろんこの包丁ももったいないから使わない。万一、刃こぼれでもしたら取り返しがつかないので、錆びないよう水気のないところに大切に保管し、普段使うのは安物の包丁だ。
切れなくても素材の味を引き出す包丁を持ってると思うだけで、男って満足できちゃう。
登山で使う五徳ナイフも買った。付属の小さいハサミで紙を試し切りして、切りにくいことを確認した後、現在買った3本全部が今は行方不明になっている。
自分の中で刃物類と同じカテゴリーに入っているのはサバイバル用品だ。ポケットレインコートや懐中電灯のほか両手が使えない時のために、ヘッドライトも買ってある。でも欲を言えば軍用の懐中電灯や双眼鏡暗視スコープや、できれば戦車や大砲も欲しいが、高価過ぎて手が出ない。
本来なら保険証やビタミン剤、預金通帳、マイナンバーカードも揃えておいた方がいいし、それ以前に自宅にある本箱を固定すべきだろうが、そんなことで解決するような危機は想定するに値しないのだ。
想定すべきなのは、山で遭難した時や、無人島に一人漂着した時だ。要求されるのは実用性、多機能、堅牢、小型軽量、安価の条件だ。
先日、この条件を満たす商品を久しぶりに見つけた。トレッキング用の杖だ。これは六つのパーツに分解でき、それぞれのパーツにナイフ、のこぎり、ドライバーなどが収納される。しかも頑丈そうなのに軽量である。 いずれ足腰が弱り、杖が必要になってきた時、これさえあれば、山で遭難しても無人島に漂着しても安心だと思う。
説明書が簡単すぎるためにインターネットで組み立て方を探すと、この杖を評価する動画が見つかった。屈強な中年男が杖を地面に叩きつけると曲がってしまい、それを膝に当てて力を加えると、簡単に折れてしまうという内容だった。
ノコギリやナイフの機能が不十分かもしれないが、本体がこんなに脆弱とは思わなかった。粗末には使えない。でも気が付いたら行方不明になる日も近そうだ。
子供のまま大人になっちゃった感じだね~👀
せっかく買ったのに、使わなきゃもったいないんじゃないですか?
他の物は必要ないけど、包丁なら、私が引き取ってもらっても良いですよ👍
「妻が復讐のために隠しもってるんですか?」 わぉ~怖い💦
刃物と言えば私も好きです。
調理の包丁は程々の物を使っています。
京セラの刃物研ぎで数回往復したら、トマトもバッチリ切れますよ。
キャンプ用にはビクトリノックスその他を10個程一番古いのは40年程前に現地スイスで購入してお土産で頂いたビクトリノックスです、大事に使っていますよ。
たまにメンテ(オイル差し)して。
オピネルは10番のCarbonを紅茶でコーテイングして(錆びない様に)使っています。
刃物は男のロマンかな⁉️
ちょっと全く共感しません🤭
どうか多機能な杖を大事に使って、無人島漂着の日に備えてね💕
3000足の靴を所有していたというフィリピンのイメルダ・マルコスを思いだしました。