現代日本において最大の問題である少子化だが、その原因は表面的には分かっている。1972年と2021年を比較したデータを比較してみても、既婚女性一人が生む子供の数は、2.20から1.90とさほど変わってはいない。
今も昔も既婚女性一人が生む子供の数は平均2人なのだ。ではどうして全体として出生率が下がっているのかというと、とにかく女性が結婚しなくなったという理由に大きな原因がある。
どうして結婚しなくなったか、これまた理由は明らかだ。1972年の恋愛結婚が37万件に対して、2021年は35万件とほぼ同じであるのに、お見合い結婚や職場結婚は73万件から15万件と、絶滅危惧種のような減り方になっている。 昔は世話焼きのお見合いおばさんも見受けたが、今ではいなくなってしまった。 在日の同胞社会でもそういうコミュニティの場が消滅して久しい。
日本でもそうだが、私たち在日コリアン社会では、子供は結婚してから生むものという考え方が支配的で、「婚外子」が非常に少ないのが特徴だ。結婚と妊娠の順序が違うと、今でこそ 「預かり婚」という多少ましな言葉があるが、ついこの間までは「できちゃった婚」として人倫にもとるかごときの扱いを受けた。
結婚に関しては「年頃の男女がするのが当然だ」という周囲のプレッシャーがなくなる一方で、妊娠出産に関しては「結婚してから産め」という圧力は健在なのだから、在日の社会においても少子化は当然の帰結である。
しかし、出生率が高いフランスではご承知の通り婚外子が非常に多い。お国柄でもあると思うが、フランスの結婚制度は面倒で、膨大な書類を必要とし、離婚しようとするとさらに時間も労力もかかるという。それに対して税制上も結婚とほぼ同等の法的優遇が受けられる「事実婚制度」がフランスにはあり、またとりあえず同棲をして、法的契約のない「事実婚」で一生を過ごすカップルも多いらしい。
だったら日本も夫婦別姓でどうこうもめている間に「内縁」なんて字面からしていかにも日陰者みたいな関係ではなく、正規の「結婚」とは別に「準結婚」的なものを公式に制度化して、どんどん子供を作ってもらえばいいではないだろうか。
さて、私と同世代の親の世代にとって「結婚してほしい」と子供に伝えること自体、 いまは決死の覚悟で言わなければならないご時世だ。結婚をして子供を作る・作らないは本人の自由、強制するような言動は人権侵害だとみなされるのが、いまや社会のコンセンサスになっている。
また、言動にも気をつけなければならない。どこかのエッセイ集で「披露宴で一番のご馳走は花嫁さんが美人であること」と言ったとたん「ルッキズム」として糾弾されたそうだ。
それを言ったら「白雪姫」や「眠れる森の美女」の映画で、仮死状態にある姫に王子様がキスをするのがNG だろうと思ったら実際にそうで、意思表示ができない女性に対して同意なしの性的行為に及ぶのは、レイプも同然なのだという。なのでこの2つの話は、今後は決してリメイクされないらしい。
恐ろしい世の中になったものだ。 もしリメイクされるとしたら、主人公が仮死状態になる前に、お互いがサインした「同意書」が必要になるのかもしれないなぁ(笑)
へぇ~ いろんな要素があって少子化なんだね~👀
確かに、世話好きなおばさんは居なくなったし、職場結婚も少ないよね~
婚外子もしょうがないけど、やっぱり夫婦に生まれた方が子供は幸せかな?💦
日本も子供が少なくなっちゃってるし、学校の生徒も💦👀
どうなっちゃうのかな?
少子化からのプリンセスへの着地点。面白い🤭
ルッキズムと言い同意無しの性行為と言い、言われてみればその通りだなぁとは思う。
「見ためかい」「おかしいでしょ」等と感じてはいたものの、なんでも名前を付けたがる現代の象徴かなとも。
外で犬を飼ったら「虐待」と言われるそうです。
シロかわいそ🤣
어머니が見合いをさせるのが好きだった。
認知症になって、出来なくなった。
亡くなってからも、何度か、見合いをしたいと言う電話が有った。
어머니みたいな人が必要なんだなぁ⁈
在日朝鮮人も南北の朝鮮人も日本人も人口を減らしているけれど、世界の人口は増えています。人口が増える国と減る国とが協力して対応するべき問題だとおもいます。