若い頃は、少しでも視力が悪くなると動転するほど、物をはっきり見たいと思っていた。しかし年を取ると、見たくないものが増えてきて、それと共に眼もどんどんかすんでくる。
クレジットカードの支払いの明細や預金通帳なども、目を凝らしてみてはいるが、活字が小さすぎて老眼鏡を掛けないと数字が読めなくなった。薬の説明書や電気製品の説明書も読みづらくなっている。最近はただなんとなく「見て見ぬ」ふりをしていたり、勝手に解釈しているのかもしれない。
「見る」という行為は、物理学や生理学では説明がつくような簡単なものではないという。専門家ではないが、眼球から入ってくる映像を、視神経を通して脳で見てるというのが正解かもしれないが、まあそんなことを考えても仕方がない。
この頃は正視できないことも増えた。 家庭内の子供たちが虐待されたというニュースはまともに見ていられない。そして太っちょの小学生を連れまわす“黒電話”とも揶揄される将軍様の容姿も見たくない。
でもやっぱり見たい時にちゃんと見れないというのも辛いものがある。 特にパソコンでの事務作業中に字が霞んでしまうのはやはり辛い。
そろそろ本格的に老眼鏡でも探そうと考えていたところ、友人からLINE が来た。
「老眼鏡買ったか?」
まだと答えると
「ピントグラスっていうメガネがあるんだが知ってる?」
ピントグラスなんて聞いたことがないと答えると、1枚のレンズに何枚もの度数が入っていて、目が勝手に焦点を合わせる「老眼鏡」なのだそうだ。 俺は田舎者なのだろうか?そんな凄い物が、メガネ屋さんに売っているんだと初めて知る。
しばらくして友人から「ついでに買っておいた!」と LINE が来た。うれしいなー。 久しぶりにピントグラスを持って遊びに来る友人と会うのがとても待ち遠しい。
老眼鏡をまだ持ってない⁉️
そんな人がいるんだ⁉️
忘れる位ずーっと前から持っていますよ。
ピントグラスとやらも気になるけど、友達に会うのが嬉しいンでしょうね✌️
まったく老眼鏡知らず👀 20代で目を酷使して、一気に近視になっちゃって~
今ちょうど視点があってるのかも~💕 近眼のメガネはかけてるけど、近くの物もはっきり見えるんだよね~💕
なので、そのピントグラスとやら、もうしばらくお世話になることは無いなぁ~