天気が晴れた日に八ヶ岳方面にドライブに行くと、必ず立ち寄る所があります。JR野辺山駅近くの平沢峠です。ここから望む八ヶ岳の姿は最高です。
この平沢峠はフォッサマグナ発想の地でもあります。いまから145年前、1875年11月にここを訪れたナウマン博士がこの場所で南アルプスの景観を見て、フォッサマグナ(巨大な溝)ではないかと考えた記念すべき場所なのです。
この場所から左に北岳、そして甲斐駒ヶ岳が見えます。巨大な壁のような南アルプスを眺めてひらめいたナウマン先生はすごい。私らは「うわぁ~、いい眺め!」で終わりですが。
日本列島でフォッサマグナのエリア(新潟、長野、山梨、静岡、群馬、神奈川などにまたがる地域)だけが約2,000万年前の岩石で、それ以外は北も南も1億~3億年前のもので成り立っているとのことです。
日本列島が地殻変動や伊豆半島の衝突によって真ん中で割れて、その裂け目に火山の噴火などで新しい土砂が堆積したものがフォッサマグナだと考えられています。
南アルプス最高峰の北岳(3,193m)は、伊豆半島が本土に衝突した圧力で隆起し、3,000mの長大な壁が形成されたんだそう。甲斐駒ヶ岳(2,965m)、鋸岳(2,685m)もそうなんですね〜。
展望台の隣にある獅子岩も八ヶ岳の火山活動(数十万年前)による噴出物です。
平沢峠は八ヶ岳の展望スポットとして、飯盛山の登山口としても有名ですが、地質学的に見ると、またたまらない面白さがあります。そう感じる私は変態でしょうか(笑)
フォッサマグナ、中央構造線、日本海溝、プレートテクトニクス…
日本沈没を思い出します。小6かなあ
中1の頃、ニッポン放送のラジオドラマ 日本沈没をよく聞いてました。同級生も何人か聞いてましたね。結構ドキドキした記憶があります。
フォッサマグナと聞くと新潟の糸魚川を思い出す。源泉が噴水のように沸き上がってて、温泉卵を自由に作りたい放題。年中行事の旅行が、今年はコロナで中止。悲しかったです。
新潟県糸魚川市に「フォッサマグナミュージアム」という博物館があるらしいですよ。