この夏に開かれたパリ五輪で、金メダルの数で米国、中国に次ぐ三位という快挙を成し遂げた日本。でもパリ五輪前に起きた事件について、私は心にくすぶっていることがある。 それは女子体操の宮田笙子選手の出場辞退の件だ。
開会まで約一週間と迫った7月19日、日本体操協会は女子代表で主将の宮田選手が出場を辞退したと発表した。「違反」の中身は喫煙と飲酒だった。その件に関して内部告発があり、弁護士や両親の立会いのもと、本人に聞き取り調査をしたところ、事実と認めたので、出場辞退の判断に至ったとされる。
この報道後、ルールはルールだという賛成派や、代表辞退は厳しすぎるという反対派の意見が百家争鳴した。そんな中で説得力があったのは、元陸上選手の為末大氏のSNSへの投稿だ。為末氏は、ルールの運用は機械的でない方がいい、10代の脳は大人と違う、個人的な体験で人は変われる、と三点から意見を述べ、最後にこうまとめた。
「10代は不安定です。馬鹿げたこともするし先も見えていない。可能性を信じる社会の方が私はいいと思っています」
確かに飲酒や喫煙はルール違反で、他の選手が不快だったかもしれない。しかし4年に1度しかないスポーツの祭典を辞退するほどの重い罪だったのだろうか。選手人生を変えるほどの選択はあまりに酷だったのではないか。そう思わざるを得なかった。
その点、私たちの高校時代はおおらかだった。喫煙や飲酒もほとんどもみ消してくれたし、警察沙汰になった喧嘩の仲裁も、先生たちが中に入って解決してくれた。そのおかげで高校時代に荒くれだったあの同級生も、まっとうな大人としてイルクンを定年まで勤め上げ、今は「伝説」「仏」と呼ばれるようになった。
正しさをかざして人を追い詰める。そんな社会を息苦しく感じるのは私だけであろうか。もうちょっと日本の社会も寛容になった方がいいのではないかと、宮田選手の出場辞退の件に思いを寄せる。
日本の社会は余裕が無いよね~💦 とても可愛そうに感じたよね~💦
私も辞退はやり過ぎなんじゃないかな~と考えてた👀
内部告発って、誰かの嫌がらせなのかな?
あ~ぁ、4年に一度なにのにね~可哀そう~
今の社会息苦しさと矛盾だらけ。政治家の裏金問題はなんの責任も問われず、のうのうと税金貰って贅沢三昧。この国の民はなぜ怒らないんだろ⁉️断罪された器械体操の子には可能性を感じるけど政治家にはなんの可能性も感じない。早く裏金返金して辞職しろ‼️
代表に選ばれなかった選手がチクったのかもしれません。陰険ではあるけれど、悪いことばかりでもありません。内部告発には組織・団体の浄化をうながす作用もあります。それすらもない集団はいずれ朽ち果てることでしょう。われわれもよく知る組織がそうならないことを願ってやみません。
内部告発、告発には逆恨みからくるものもありますし、正義感からくるものもある。今回はどちらなのか。真相はわからないけど、代表に選ばれたのだから実力はあったはず。タバコを吸おうがお酒を呑もうが実力のある人間が代表になる。当たり前のスポーツの世界にルールを盾に代表辞退させられるなんて気の毒すぎる。
個人的に陸上選手だった為末大が好きなので「そうだそうだ」と思ってしまう🤭
あと、個人的に好きなレジェンドに早く会いたいなぁ🤣
「寛容」の英訳はtolerance。toleranceは「忍耐」という意味もあわせもちます。寛容と忍耐はつながっているわけです。体操協会の役員たちが杓子定規な対応しかできなかったのは、かれらにtoleranceがなかったからでしょう。宮田選手には4年後のオリンピックでもう一度がんばってほしい。堂々と酒とタバコをたしなみながら。
内部告発をすれば、自分がオリンピックに出れると思ったのかな?
ところがどっこい、残り4人での出場となった。
裏切り者にチャンスは、来なかった。😮💨