【投稿】令和の“米騒動”にあわてるな！

日本人の主食は米である。食料自給率が４割を切るこの国で「心配ない！」と断言できるのが、自給率がほぼ100%の米だ。その米がこの夏、品薄になっている。

昨年産米の民間在庫が、統計を取り始めた1999年以来、最低水準と報道されるや、人々は買いだめへと動く。自宅近くのスーパーでは「一家族様、一袋でお願いします」という張り紙が空っぽの棚に貼ってあった。

もともと一年で最も在庫が減る時期は８月という。新米の収穫が待ち遠しいが、東日本に相次いで襲来する台風の影響が少し心配だ。加えて近年の猛暑で作柄も悪化傾向と言うが、お米の収穫には問題なさそうだ。

しかし、人々の心理というのは面白いもので、恥ずかしながら私の姉さんは米を追い求めてひたすらさまよったそうだ。お米がなければ、パンや麺類を食べれてしのげばいいではないかと思ってしまうのだが…。

９月に入ると、全国から新米もぼちぼち出始めるみたいだ。 近年の地震や米不足も予測は難しいが、想定外の事態が起こっても一喜一憂しないで、ドーンと構えて過ごそうではないか。