10月は秋の気配

【北朝鮮】くすぶり続ける“超肥満体”金正恩総書記の健康状態

韓国の国家情報院は7月29日、金正恩朝鮮労働党総書記が、これまで服用してきた薬ではなく、他の薬を海外で探しているという情報があると国会情報委員会で報告。探しているという薬は、北朝鮮国内にはない海外の肥満薬で、金正恩総書記は「既存の薬だけでは治りにくいと推定される。既存の薬以外の他も探している傾向が見られた」と報告した。

核兵器を増産する方針を改めて示している金正恩総書記。NHKも韓国の情報筋を紹介する形で金正恩総書記に“健康不安”説がくすぶり続けていると報道した。

最近の分析では身長170cmの金正恩総書記は、最高指導者になった当初、90kgだった体重が140kgに達し、超高度肥満状態になっていると推定している。これはBMI指数で見れば48になる。WHO世界保健機関が定めている肥満の基準を大きく超えていることになる。 原因としてまず上げているのがストレス。それにタバコや酒なども加わり、心疾患を発症するリスクが高いと指摘している。

最近の写真からの分析でも4月に新型の中距離弾道ミサイル火星16型の発射実験が行われたが、火気厳禁の移動式発射台の前を歩く金総書記の左手にはタバコが確認できる。

7月下旬に北西部で発生した水害の被災地を訪れた時の映像でも、常に灰皿が用意され、タバコを指に挟んだまま幹部と言葉を交わしている。木の枝が頭に当たりそうになってもタバコは手放さない。

アメリカの著名なジャーナリストが、2018年5月に当時のアメリカのポンペオ国務長官に同行した際、タバコに火をつけるところを見て健康に良くないと話したところ、その瞬間、妹の金与正氏と北朝鮮側の同席者は一斉に固まったという。同席していたリ・ソルジュ夫人がその通りだと応じ、私も喫煙のリスクについて夫に話してきたと打ち明けたというのだ。

10年前の2014年7月には、足を引きずる様子が公式メディアで確認された。9月に入ると動静が途絶え、中央報告大会や最高人民会議も欠席。10月になって40日ぶりに伝えられた報道では、杖をついて歩く姿が公開された。

韓国メディアでは飲酒や暴食によって痛風の症状が悪化したとか体重で足首の骨にひびが入って手術を受けたなどの観測が飛び交った。北朝鮮メディアは不自由な体とだけ伝えただけで具体的な症状には言及しなかった。

北朝鮮には、最高指導者の健康や長寿の研究に携わる機関が複数あるが、特に予防医学の観点から、食品や薬の開発を行うとともに養生を促す役割も担っているとされている。過去にはそういう機関からアドバイスを受けてダイエットに一時取り組んだ形跡がある。

2021年1月と比べて同じ年の12月は顔がほっそりとしたのがこの写真だが、 翌年9月になると再びふっくらしている。韓国の国家情報院は、病気ではなく20kg程度の減量に成功したもののリバウンドしたという見方を示していた。一方で最高指導者の病気の治療は首都ピョンヤンのポンファ診療所で行われているとされているが、医療水準には限界があることから 外国頼みという側面は否めないという。

金正恩氏が2014年に足を痛めた際は、北朝鮮の医療チームが治療方法を求めてドイツやスイスを訪れたという。

今後、金正恩総書記の健康面で考えられるリスクは何だろうか?それは明確な後継者がいないことだ。突然、金総書記が職務を遂行できなくなれば、側近らで構成される指導部が集団指導体制で急場をしのごうとするかもしれないが、国民の不安が高まって体制が動揺する可能性があり、四代目の後継者への権力の世襲を急ぐことが考えられる。

そこで北朝鮮の最高指導者の絶対条件と見られているのが、金日成主席の直系、いわゆる 血統であることだ。金総書記以外で現在表舞台に登場しているのは二人だ。まず妹の金与正氏。朝鮮労働党の副部長として総書記をそばで支える姿がたびたび 確認され、信頼の厚さが伺える。

そして成人していない娘のジュエ氏。韓国では成人しない時点でのお披露目は考えられないとの指摘も聞かれるが、加えて金総書記には娘より3歳上の長男がいるという見方もある。息子は海外に留学中で、それを隠すために娘を表に出しているという説も存在している。

2020年4月に金総書記の動静報道が20日間途絶えた際、アメリカのCNN テレビは政府当局者の話として、手術後に合併症を発症し、重篤な状態との情報があると報道。後日、根拠不明の情報で不要な混乱を招いたとして謝罪した。これまでも北朝鮮の指導者を巡る死亡説が幾度となく飛び交った経緯 もあり、過剰反応せず落ち着いて情報を確認精査することが求められる。

金総書記が後継者に決まってから権力を継承するまでの期間はわずか3年弱。準備におよそ20年かけた父の金正日氏とは差があり、しかも20代後半という若さで国を率いることになった後の心身の負担の大きさは想像に固くない。

自分の体重を管理できない人は、会社の管理も出来ないと言われているが…さてこんな健康状態で、北朝鮮の政治・経済・軍事・外交などの舵取りは出来るのであろうか、甚だ疑問である。

3 COMMENTS

体型で国民の反感買っちゃうよ~

スッキリダイエットに成功した顔は、ハラボジに似てカッコいいのに~💦
今の顔つきは、お相撲さんにしか見えないよ~👀
まわし付けて大の里に挑戦して欲しいよね~
あまり薬に頼らずに、贅沢な食事とお酒とたばこを我慢するだけでもすぐにダイエットできるだろうに~😞

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不思議な国の不思議な指導者

私が解せないのは、あれだけ「万年長寿」を願っている国民が、また医療集団が国の指導者の健康管理をどう管理しているのかが理解できない。
好きなだけ食べさせ、飲ませ、不摂生させるのが、本人の幸せと思っているのか?訳が分かりません。
好きなだけ食べさせて太らせるのは牛や豚、家畜も同然だ。
自分の健康を維持できない指導者は、国の管理もできやしないと何故指導者も気づかいないのか?
本当に不思議でしょうがない。

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食べたら出す

太ってるのがかっこいいと思ってんのかな〜。ガリガリなトップも貧相な感じだけど、せめてかっぷくが良い程度までにした方がいいね。映像見てるとあらい息が聞こえて来そう。

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