【投稿】立川の“GREEN SPRINGS”に行ってみた

東京・多摩地域の中央に位置し、人口は約18万人の立川という街は、幼かった頃はすごく怖い街で、子供が行くようなところではないと親に言われた。日本の敗戦後は立川飛行場は米軍が接収・進駐し、立川は「基地の街」でもあった。

1960年代アメリカ軍はベトナム戦争で泥沼化し、駅の北口は米軍立川基地の入口があったため、入口の東側には娼婦たちが立ち並ぶ赤線地帯が広がり、とても子供達が一人で歩くような場所ではなかった。

立川の南口は「映画の街」とも呼ばれたが、ほとんどが成人映画館で占められており、怖いイメージしかなかった。

そんな立川だが、いまや変貌を遂げている。 何年か前にグリーンスプリングスという施設ができたという話は聞いていたが、行ってみる機会はなかった。先週立川で人と会う用事があり、打ち合わせまで時間があるので、少し寄ってみようということになった。歩いてみて驚いた。

建物の設計や配置は、人間らしい幸せとは何かを追い求めて出会えたのが、心身ともに健康的で心地よい状態である「ウェルビーイング（Well-being）」というコンセプトから生まれたのだそうだ。

「豊かな環境の中で、人と人とのコミュニケーションを育み、生きること、過ごすことに寄り添い、そしてウェルビーイングを発信する場所として、GREEN SPRINGSは生まれました」とあるが、頭が悪いから言ってる意味はわからない。

でも、緑のある開放的な空間で、気持ちよく過ごしたいという設計者の願いや願望は、見事に体現出来てると思う。

建物内は緑はもちろんのこと、噴水や河川まで再現してあって、屋上は昭和記念公園が一望できるという洒落しゃれた設計になっている。

「百聞は一見に如かず」と改めて思いながら、近々、素敵な彼女とご一緒にまた行ってみたいな～と思う場所でした。