私より4歳年上の夫を「おっちゃん」と呼んでいる。筋骨隆々💪で強面だけど優しい。そんなおっちゃんが末期癌になった。享年58歳
初診で余命宣告を告げられ、おっちゃんが「先生、あとどれだけ生きられますか?」先生はきっぱりと「 2ヶ月です。」
私は頭の中が混乱して、その場で言葉も出ず、涙も出なかった。
葬儀の日は結婚記念日だった。本来なら祝うはずが、小さな声で「おっちゃんありがとう、おっちゃんさようなら」と一人むせび泣いた。
家には1匹の愛犬がいた。私を癒してくれとても愛しかった。そんなわんちゃんが、おっちゃんが旅立った一年後に認知症、徘徊、狭い隙間に入って出られない行動を何度も繰り返し、日に日に弱って行った。とうとうドッグフードも食べなくなった。
先生は何かあったら連絡下さいと言った。私は「先生、あとどれだけ生きられますか?」(うん❓どこかで聞いたことある言葉…🤔)
「3日ですかね」私はその場でしゃがみ込み泣いた。涙が止まらなかった。それから3日後に愛犬は逝ってしまった💦
そして時が過ぎたある日、お隣のおばあちゃんが「最近わんちゃんの声が聞こえないわね~」とおっしゃったので、その旨を伝えた。夫の余命を言われても泣かなかったのに、わんちゃんの時は大泣きしたと笑って話した。
それを聞いたおばあちゃんは「私も一緒よ、義母が亡くなった時は泣かなかったのよ、愛犬の時は泣いたわ、それを後日おじいさんに話すと、俺もだ!おふくろには悪かったなぁ」とおっしゃったそうです。
それを聞いて久しぶりにおばあちゃんと笑ってしまいました。
大変な時を過ごされましたね。
それでも、明るく、逞しく振る舞う投稿者さんをリスペクトします。
それにしても旦那さん、ワイルドだったんですね〜。
ご冥福をお祈りします。