9月に咲く花のように

【投稿】そういうことは早く言おうよ!

もう人生の3分の2を送ったであろうか。 “老いるショック”の影響で、このところ同級生の突然の別れや病気の消息を聞くにつれ、旧友との再会が増えてきた。 もちろん11月にある同窓会を兼ねてのことだが…。

旧友との再会は楽しく、会えば懐かしい話に花が咲き、別れ際には「次に会う時には葬式にならないようにお互いに元気でいよう」の常套句が出る。誰しもそんな切なさを感じながら、余生を送っているのかもしれない。

などと思っていた先日、それとは全く関係ない事件が起きた。それは久しぶりにかかってきた大学時代の同級生からの電話だった。発信者は千葉に住んでいるFからだ。大阪堺出身のFは開口一番「元気にしとるかー」という挨拶だった。

「もちろん元気だよ!」と返すと「そっちの元気じゃないよ!」ときた、要するにお前のちんちんも元気かということだということを察する。

俺もFの勢いを借りて「もうビンビンですよ!」と答えた。その時、少し気になったのは電話口から漏れ聞こえてくる雑音だった。Fは焼肉屋をやっていて、その背後で誰かが食器を洗っている音がしている。

でもお互い同級生なので、Fも「わしもビンビンや!」と返してくる。 そんな状況で大声をあげているFに、ある種の「絶倫」を感じる私だった。

「こないだ連絡してくれという同級生の件だけど、連絡したんだが全く電話を取ろうとしないんだ」と俺。実は10月の末に大学の政経学部の同窓会があるんだが、その連絡だ。 地方に散り散りになってる同級生は、やれ糖尿病だの、太りすぎだと言って病気もちが多い。そんな他愛もない話をしながら、俺は「Fは元気でいいよなぁ~」と、また下ネタへと話が弾む。

そうしたところ、また電話口から今度はクスクスと女性の笑い声が聞こえてくる。「なんか笑い声が聞こえるな〜」と返すと、「この電話、スピーカーモードで、隣でうちの女房が聞いているんだよ」 と F。

「おいおい、始めから言ってくれよ。俺の人格を疑われるじゃないか」と返す俺。「いや、もううちの女房はとっくにお前のことはお見通しだよ!」と答えるF。

今まで私が口にした会話を、Fの奥様が聞いていたと思うと、とっさに 冷や汗が出てきた。早々に電話を切り、やっぱり関西人の独特なトークは、今だ健在であると確信をした次第でした。

「え~?!どういう下ネタを話したの?」って?それは言えません。

2 COMMENTS

ホンマでっか~!

関西人のノリに、まんまと引っ掛かっちゃったね~😁
その横で聞いていた奥さんも関西人かな?上村恵美子なみに突っ込んでくるのかな?見てみたいね~👀
しかし、その下ネタの内容が気になる~👂まぁ~言うだけはタダだから~

役立たず

男の元気は朝立ちにありって言うからなあ。
元気でいいね😊

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