【健康】記憶の司令塔＜海馬＞を鍛えろ

最近、物忘れがひどくなったという話を多く聞きます。「顔は浮かぶけど名前が出ない」とか「何をしに来たのか忘れた」などなど… 否応でも年を感じてしまう瞬間ですね。

確かに脳は３０代から緩やかに衰えて、６５歳頃には萎縮か肉眼で確認できちゃうって聞きますね。脳の中で最も衰えの早い場所が記憶をつかさどる＜海馬＞という部位。でも海馬は脳の中で唯一鍛えて大きくできる部位でもあるんです。

海馬は記憶の司令塔。脳に入ってきた情報を忘れないように奥にしまうか、捨てるかを判断するんです。海馬が＜捨ててもいい情報＞だと判断したらその情報は忘れるというしくみ。

海馬の役割は＜記憶＞と＜学習＞と＜判断＞そして＜やる気＞。だから海馬を鍛えると記憶力があがり、新しいことを覚えられる。その上、記憶や経験をもとにした判断が下せて同時に集中力が増すのです。

海馬を鍛える方法はほかの健康法と一緒。ずばり生活改善なのです。まずは運動。ジョギングやランもいいけど、ベストは筋トレの継続。筋トレは体の筋肉だけでなく海馬まで鍛えてくれるんですよ。余談ですが、筋トレはお肌にもいいんです。これは次回説明しますね。

運動とくれば次は食事と睡眠ですね。バランスのいい食事、特にDHAやEPAを含んだ青魚を積極的に食べること。そして十分な睡眠、これ大事。

もう一つ大事なことは新しいことにチャレンジするとか旅行に出かける。あと瞑想をして頭の中をスッキリすること。瞑想ってやってみると案外気持ちがいいものですよ。

体に良いことは脳にも良いんだってこと、ちゃんと覚えておいてね。