【投稿】大阪朝鮮高校vs東海大大阪仰星の試合を見て

今までたくさんのラグビーの試合を見てきたけど、昨日の大阪朝鮮高校vs東海大大阪仰星の試合(近畿大会予選大阪C決勝)は間違いなくこれまでで一番感動した。

特にロスタイム5分間、朝高が絶体絶命のピンチを守り切ったあたりでは涙で画面が見れなくなった。この頑張りはもはや神の領域だ。

なんと言っても大阪仰星は昨年の高校チャンピオン(今年もベスト8)である。それに対し、朝高は現部員たった18人、しかも生徒は朝中を中心に在日の子からしか集められないという限られた環境内での部活動。

根性だけで勝てるほどスポーツは甘くない。この勝利は、朝高ラグビー部の部員、監督コーチ、OB、御父兄が一丸となって勝つ為の準備を整えてきた、その結果だということに尽きる。

朝鮮高校への補助金はここ10年で75%減。その理由は将軍様を崇めているからだとかそんなつまらない理由。日本の学校と全く同じシステムでやらないとお金は出さないと脅しをかける。なぜ、そんな差別がまかり通るのだろう。中国がウイグル人に対し「漢民族になれ」と再教育するのには反対するのに、目の前で行われている差別には完全に無頓着。

彼らは日本国の都合によって自分の意思とは関係なく日本に生まれ日本で育ち生き日本で死んでいく。国対国の話には関心はないが、少なくとも日本で頑張っている彼らには日本人と同様の暖かい目を向けてやって欲しい。

今年、フランスでラグビーワールドカップが行われるが、日の丸を背負ってそのピッチに立っているであろう李承信は大阪朝鮮高校の出身だ。