Eスは朝早く目を覚ました。
布団の中で体を伸ばしながら(う〜ん、よく寝た。さぁ今日は本番よ、Eス。今まで頑張って来た練習の日々を思い出しなさい!絶対後悔しないようにベストを尽くすのよ!)と今一度心に誓った。
顔を洗ってロビーに下りると既に何人かが集まっていた。「ねぇ、Kの具合はどう?」と昨日の試合で負傷した男子を気遣った。「腫れは引いたみたいだけど、まだ痛みはあるみたいだ。今日の試合は難しいかも…」同じ部屋の部員が答えた。「そうなの…心配だわ。」とEスが呟いた。
誰よりも早く目が覚めたKは先ずアイシングしてる足首を動かしてみた。
軽い鈍痛が残っている。(腫れは引いたな。でも、まだ痛みがあるな…クソ!よりによって何でこんな日に…)Kは涙を浮かべて悔しがった。
前回の新人戦での自分のミスからの敗戦は、忘れられない屈辱だった。何よりチームメートに悪かったし、同時優勝と約束した女子にもすまなかった。その屈辱を晴らすには、夏の大会で優勝するしかなかった。そう心に誓って必死に練習を重ねて来たのに、肝心な試合を前に怪我をするなんて…自分が情けなかった。
Kはこんな事で諦める訳にはいかなかった。監督に直訴してでも試合に出させてくれと言いに、監督の部屋へと向かった。
監督は悩んでいた。
攻撃と守備の要であるKの負傷は、チームにとって大きな痛手だった。かと言って無理に試合に出して悪化させたら、Kの将来にとってもよくないと言うのはわかりきってる事だった。
監督は3年生を呼んだ。
ここは3年生の意見を聞いて、彼等の奮起に期待しようと思った。「大丈夫ですよ、監督!2年のPもいるし、僕らでカバーしますよ。」とエースのOが言うと主将のRが「任せて下さい、監督!絶対勝ってみせますから!」と胸を叩いた。
その姿を頼もしく見ていた監督は「よし!お前らの決意は解った!絶対優勝しよう!」と鼓舞した。
「はい!」と答えた3年生は部屋を出て行った。
しばらくして、ドアをノックする音がした。(やはり来たか…)
ドアを開けるとKが立っていた。
「どうした、K。足の方は大丈夫か?」と声をかけると「全然大丈夫です!監督、試合に出れます。出して下さい!」
「いや、K。待て…」
「いえ、監督。大丈夫ですから、俺は大丈夫ですから!このままでは悔しくて…監督!出して下さい!」
Kは目に涙を浮かべながら訴えた。
「…誰が出さないと言った?」
「えっ?だ…出してくれるんですか?」
監督は黙ってKの目を見つめた。
Kは試合場に向かう道すがら監督の話を思い出していた。「いいか、K。何でもそうだが、試合にも流れと言うものがあるんだ。そしてその流れの中で勝負をかける時がある。その時がお前の出番だ。いいか!今日の試合ではお前が東京朝高の切り札なんだ!」
Kは拳を握りしめた。
体育館は熱気に包まれていた。
今日は男女の決勝戦のみが行われる。男子は『東京対愛知』女子は『東京対大阪』。どちらも6月の新人戦の時と同じ顔ぶれだった。
東京の男子部員は6月のリベンジに燃えていた。試合前のウォーミングアップから気合が入っていたが、特に3年生のモチベーションは高かった。彼等の表情には勝利への執念が浮かんでいた。
「ピッ‼️」
いよいよ決戦の幕は落とされた。
そんで?試合は勝ったのかな?
アクシデントがあった分、優勝したら盛り上がるよね~💓
やっぱりスポーツは良いよね~ 特に団体競技はチームワークが大切だもんね
私は、朝高時代は個人競技だったから、自分との闘い👀これも良いけどね💓
バスケはキツイ団体球技🏀
サッカー⚽️ラグビー🏉は試合中でも状況見ながら休めるけどバスケは四六時中走りっぱなしだからね。よく頑張りました。結果は?
試合ではきつく感じなかったけど、練習はきつかったなぁ。体力つくる為だから仕方なかったのかな。
男女優勝🏆がんばれー🏀
あ、まさに今日は6月の新人戦だった日です🏀
懐かしいなぁ~
まだ身体もビシバシうごいてたなぁ~🤣