【投稿】次の地震災害に備えよ！

最近、千葉県東方沖を震源とする地震が相次いでいる。2月29日だけでも震度1以上の地震が10回。さらに最大震度4の地震が2日続けて観測されている。 

記憶に新しいところでは、今年の元日の午後4時過ぎに起きた、石川県の能登半島を震源とする大きな地震だ。 この地震によって石川県周辺では甚大な被害が発生し、石川県内の犠牲者は、2011年の東日本大震災以来の数となった。

そして最近の地震だ。千葉県では過去にも、数年に一度程度の頻度で、ゆっくり地すべりを伴う同様の地震活動が観測されている。これまでに1996年、2002年、2007年、2011年、2014年、2018年に見られており、1週間から数か月間程度地震活動が継続することがある。また、2007年には最大震度5弱を観測している。

地震は突然襲って来る。いつ揺れに見舞われても身を守ることができるように、日頃から以下のポイントを確認し、常に災害に備えましょう。

① 非常時の水・食料の備蓄、非常持ち出し品を準備しておく。備蓄には使った分だけ買い足していく「ローリングストック」をぜひ活用しよう。

② 家具の固定をしよう。万が一、倒れてきた場合でも通路をふさがないような配置にしておくと安心だ。また、ガラスには飛散防止フィルムを貼るなど、日頃から家の中の安全対策を徹底しよう。

③ 地震が発生したときの連絡手段や集合場所について、あらかじめ家庭で話し合っておこう。

④ 普段通る道に、危険な場所や物がないか確認しておこう。また、地盤の弱い場所や地震によって地盤の緩んだ場所は、雨などによって土砂災害が発生することがある。前もって周囲の状況を確認しよう。

日本列島は、2011年の東日本大震災以降「大地変動の時代」に入ったという。 日本列島で暮らしている限り、安全な地帯はどこにもないと言って過言ではない。

ただ、そういうところに暮らしている以上、どうやって自分の命を守るのか、そのためにいま何を準備すべきかについて常に考えていただきたい。

大災害が起きる前に準備をしよう。