【散歩】酉の市で熊手を買う

酉の市は、11月の酉とりの日（十二支）に、浅草の酉の寺をはじめ関東各地で行われる開運招福や商売繁盛を願う祭り。もともとは足立区の大鷲おおとり神社が発祥と言われているが、今では関東各地で開催されている。

関東では、台東区千束せんぞくの鷲おおとり神社、新宿の花園神社、府中の大國魂おおくにたま神社、練馬の練馬大鳥神社など有名なお寺で開かれている。

府中にある「大國魂神社」は、西暦111年に創建されたといわれる東京最古の神社のひとつ。現在は“福”と“縁結びの神様”としても、広く知られている。

神社の境内には「大鷲おおとり神社」があり、11月には「酉の市」が開催される。「酉の市」は商売繁盛などを祈願するお祭りで、境内には約100店もの露店が立ち並び、名物の「熊手」が並ぶ。

縁起物の代表である熊手は、鷲わしが獲物をわしづかみすることになぞらえ、その爪を模したともいわれ“福徳をかき集める”、“鷲わしづかむ”という意味が込められているという。

今年も残すところあと2か月。年末、そして来年の運気向上のため、小さな熊手を一つ買いました。