李泰河さんがＪ２・ロアッソ熊本へ

朝鮮大学校サッカー部の李泰河リ・テハさん（体育学部４年、DF）が、Ｊリーグのロアッソ熊本（Ｊ２）に加入することが決まった。内定記者会見が9日に朝鮮大学校で行われ、朝大体育学部の宋修日ソン・スイル学部長兼スポーツクラブ統括部長、朝大サッカー部の藤代隆介監督、ロアッソ熊本の織田秀和ゼネラルマネジャー（GM）が出席した。　

大阪府大阪市生野区出身の李さんは、大阪第４初級、東大阪中級学校へ通い、履正社高校に進学。朝大へ入学し、大学３年時からサッカー部の副キャプテンを務めた。昨年の杭州アジア大会に出場したサッカーU23北朝鮮代表にも選出された。

会見で、織田GＭは獲得に至った経緯について、「いくつか試合を観て、屈強な体格や足元の技術、何より向上心や闘争心などのメンタリティーを評価した」と述べながら、「早い段階でチームの主力になり、国家代表にもなれるように成長して欲しい」と期待を寄せた。

藤代監督はプレースタイルについて、「ボールを奪いに行くチャレンジ精神が強く、攻守においてアベレージが高い選手。非常にプロ向きな選手だ」と評価した。

李さんは、「クラブと在日同胞社会を、自分が少しでも盛り上げていきたい。サッカー選手として、人としても成長し、夢である国家代表にも選ばれるよう努力していきたい」と決意を語った。

記事は朝鮮新報から抜粋しました