Google フォトの「高画質・容量無制限」は今月5月末で終了します

「Google アカウント」で使えるストレージに関する方針が今月末、2021年5月末をもって変更されます。

もっとも影響が大きいであろうサービスが「Google フォト」。これまでも「元のサイズ」を選んでいれば、最大15GBまで無料、「高画質」では無料で無制限に保存できるようになってました。

しかし6月1日からは「高画質」であっても、無料で利用できるのは15GBまでになります。これはGoogleフォトのほか、Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォームなどのGoogleドライブの関連サービスで共有する容量となっています。

ちなみに、5月末までに保存される写真や動画は制限対象外です。つまり、今の段階で15GBを超えていたとしても、あわてて削除することはありません。

またPixelシリーズのユーザーであれば、これまで通り「高画質」でアップロードした写真・動画は引き続き無制限で使えます。

バックアップをオフにする場合は

Android版、iOS版ともに「Google フォト」アプリを起動し、右上にある自身のアイコンをタップするとメニューが表示されます。そして中段のやや下にある「フォトの設定」→「バックアップと同期」でバックアップをON/OFFできます。

15GBまでどれくらいかかるか、グーグルでは予測するページを公開してます。アクセスすると自身が使うGoogleアカウントでの残り容量をどれくらいで使い切るかチェックできるようになっています。

ではどうしたらいい？

今後スマホで撮った写真や動画を末永く残したいなら、何らかの手段を選ぶ必要があります。

ひとつは別の場所へのバックアップすることです。パソコンに転送するのも一手だし、たとえばNASと呼ばれるストレージや、メモリカードを使ったバックアップ用の機器などを活用する方法があります。初期コストはかかりますが、手元で保存しやすく、一度導入してしまえば、比較的長く使えると思います。

もう一つは写真・動画向けのクラウドサービスを再検討すること。Googleフォトに限らないで別のサービスに移るという選択肢もあります。ここでは大手の「アマゾンフォト」と「ワンドライブ」を加えた3つを徹底比較してみました。

やっぱり総合的に見ると、使い勝手はGoogleフォトが一枚上ですね。もう6月までは何日もありませんので、写真をいっぱいスマホに溜め込んでいる方は要注意です。