中世欧州の最高権力者と言えば、政治権力の頂点に君臨する神聖ローマ皇帝と、カトリック教会の最高権威者のローマ教皇です。実はこの両者が、正面から対立した出来事がありました。
時は11世紀。当時の教会は世俗化し、妻帯は当たり前、聖職者の地位も売買されるほど乱れていました。
教会改革に情熱を燃やす口ーマ教皇グレゴリウス7世は、皇帝や諸侯によって任免されることが多かった教会の聖職者の任免権はローマ教皇が持つべきだと、神聖ローマ皇帝ハインリッヒ4世と対立しました。
両者の対立はエスカレートし、グレゴリウス7世はハインリッヒ4世を破門しました。中世の欧州社会ではキリスト教徒であることが人間の条件でした。このため反皇帝派が勢いづいて、皇帝の地位が危うくなりました。
ハインリッヒ4世は破門を解いてもらうため、イタリアのカノッサ城に滞在していたグレゴリウス7世を訪ね、城門の前で罪人の衣服を着て、3日3晩立ちつくして謝罪し、破門を解いてもらいました。
「カノッサの屈辱」は教皇権が皇帝権を上回った事件となりました。
今日でも、欧米では「カノッサの屈辱」は会話でも使われます。トランプ前大統領も政権末期に「私はカノッサへは行かない(謝罪しない)」という流れで会見したのを記憶しています。
「カノッサの屈辱」を知らないと、何処へ行くの、行かないの?ということになってしまいますね。
【歴史】始皇帝に愛された悲運の思想家ー韓非子 【歴史】イェス出生の秘密
なんか争いごとが好きなのかな~ 欧米の人たちは~💦
今のウクライナを見てても、そこまでやるか~💦とか思っちゃう~😞
そう言う中国でも、トップが変わると、粛清とか言って、大勢の人たちを殺してましたもんね~😢 野蛮すぎるね~💦
「カノッサの屈辱」なんて知らなかったけど、アジアでも、昔の故事やエピソードをスピーチに織り込むことは、日常ですもんね~ 『泣いて馬謖を斬る』などなど…
人類は争いで始まり争いで終わるんだろうな。
テレビつけてもラジオ聴いてもウクライナ、ロシアばかり、目と耳がゲンナリ⤵️⤵️⤵️
「カノッサの屈辱」勉強になりました。ありがとう。