みなさんは料理で必ずでる野菜の皮やヘタ、キャベツの芯などをそのまま捨てていませんか?今日はそんな野菜くずを冷凍ストックしておいて、まとめて煮出すことで「ごみ」として捨てるはずだった部位を有効活用しちゃいます。
「野菜だし」を美味しく仕上げるコツ
美味しい野菜だしを作るのにはちょっとしたコツが必要です。何でもかんでも集めればいいってものでもありませんのでそこのところは押さえておいてね。
甘みが出る野菜を選ぶ
にんじんやたまねぎの皮、しいたけの軸などは甘みが出やすいのでおすすめです。にんにくは香りが強すぎるので避けましょう。
野菜をミックスすると、奥深い味に
野菜くずは野菜の種類が多いほど美味しくなります。野菜を5種類以上使うと味にぐっと深みが出ますよ。
皮・ヘタ・種などいろいろな部位を使う
野菜くずを集めるときは、皮ばかりではなく、ヘタや種など複数の部位を使うのもポイント。部位が多いほど風味がアップします。
冷凍することで、旨みが出やすくなる
野菜くずは冷凍することで細胞が壊れるため、成分がだしに溶け出しやすくなります。
野菜くずは必要量の約300gを貯める
2000mlの野菜だしを取るのに、必要な野菜くずの量は約300g。でも一度にこれだけの量の野菜くずが出ることは少ないので、冷凍して少しずつ貯めていくのがおすすめです。
野菜くず約300gは、冷凍用保存袋Mサイズ1袋分になります。
にんじん皮とヘタ…3本分
玉ねぎの皮と頭…3個分
キャベツの芯…1個分
しいたけの軸…4本分
ネギの青い部分…1本分
パプリカの種とヘタ…3個分
野菜くずは出るたびに冷凍用保存袋へ追加
Mサイズ(横17cm×縦19㎝)程度の冷凍用保存袋を用意し、そこに野菜の皮やヘタ、種など野菜くずが出るたびに追加しながら冷凍します。入れるときに、汚れは水洗いし落として、軽く水けを拭き取っておきます。大きさは揃えなくてOK。空気はできるだけしっかり抜いてから冷凍庫へ。
冷凍保存期間は約1ヵ月
冷凍用保存袋がいっぱい貯まるまで、まとめて冷凍しておきます。冷凍保存期間は最初に貯めはじめたところから数えて約1ヵ月ほど。
野菜くずは冷凍のまま煮出してOK
野菜くずを弱火で煮出す
鍋で水2000mlを沸騰させたら、凍ったままの野菜くず(Mサイズの冷凍用保存袋にいっぱいになる程度・約300g)を入れます。再び沸騰させて、弱火でじっくり約20分煮出します。
野菜くずをこす
ざるとボウルを用意し、粗熱がとれたら野菜くずをこして、だしを取り出します。
野菜の風味と旨みをしっかり感じられる、野菜だしの完成です。すぐに使わない場合は、ボトル状の容器に入れて冷蔵します。保存期間は約2~3日。
水菜と豚のしゃぶしゃぶ
野菜だしが水菜と豚肉にしっかり染みこむので、野菜の旨みや甘みを堪能できるしゃぶしゃぶのだしにおすすめです。
豚しゃぶ用薄切り肉…200g
水菜…1束
野菜だし…4カップ(800ml)
しゃぶしゃぶ用ごまだれ(市販)…適量
1.水菜は約3~5cmに切り、豚しゃぶ用薄切り肉とともに盛り合わせる。
2.野菜だしを鍋で沸騰させ、材料を適量ずつゆでる。ゆでたらしゃぶしゃぶ用ごまだれにつけていただく。
※鍋の〆は雑炊にすると、野菜だしの旨みを最後まで堪能できるのでおすすめです。
にんじんと油揚げの炊き込みごはん
野菜だしの旨みと甘みが、より一層凝縮されるのが炊き込みご飯は、具材をたくさん使わなくても、味に深みが出ます。
米…2合
油揚げ…1枚
にんじん…80g
A
野菜だし…適量(2合の目盛りに合わせる)
酒…大さじ2
しょうゆ…小さじ2
みりん…小さじ2
塩…小さじ2/3
米は洗ってザルにあげておく。
油揚げ、にんじんを1cm角に切る。
炊飯器に材料を入れ、Aを加えて炊く。
捨てる野菜ごみは、すぐ捨てずに冷凍保存しておく。この頃は家庭の生ごみも冷凍保存して、燃えるゴミの日に出す主婦も増えてきたとか。チョットしたアイデアを料理の一手間の一つとして、役立てていただければ嬉しいです。
人間のクズと言われ続けて久しいけど、、、、
野菜のクズも有効活用できるんだから、私も有効活用してよっ👍
って冗談はさておき、このクズの部分に栄養がたっぷり残ってるって、聴いたことある👂
でもなぁ~ ぜんぜん料理しなくなっちゃった🤦♂️