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【投稿】明太のあれこれ

漢字では「明太」と書く。朝鮮半島では昔から「味は鰊(にしん)、よく食べるは明太(ミョンテ)」というほどポピュラーな魚だ。

朝鮮半島東側の海の中でも北方の海域がよい漁場だが、韓国ではもっとも北寄りの江原道・巨津港が最大の漁獲量を誇る。

「明太」の由来

そんなミョンテだが、文献上では、16世紀の「新増東国與地勝覧」に「無泰魚(ムテオ)」という名で登場するのが初めてのようだ。

新増東国與地勝覧 1530年

その後、19世紀初めごろの「松南雑識」に出てくる書物に、明太(ミョンテ)」の名前の由来が書いてあるらしい。

咸鏡道・明川に住む漁師の「太」氏が、当時赴任した咸鏡道観察使にこの魚を進上したところ、あまりにも美味だったため、「明川の太氏」から「明太」と命名されたという説が、現在にも伝わる。

「明太」の呼び名

ウリナラで明太は、生育状態や加工された状態で呼び名が違う。地方の方言など加えたらいっぱいあるだろうが、今日は代表的な呼び名を列記してみた。

동태(凍太)

トンテとは凍らせた明太のこと。

생태(生太)

センテとは生の明太で、冬場の11~3月が旬になる。

북어(北魚)

プゴとは凍結乾燥させた明太のこと。酷寒の山岳地帯で、凍結・解凍をくり返しながら明太を自然乾燥させて作る。

황태(黄太)

ファンテとは北魚(プゴ)の中でも上質のものをいう。

노가리

ノガリとは明太の稚魚のこと。焼いたり揚げたりして骨ごと食べる。

余すところなく調理される明太

生太(センテ)や凍太(トンテ)は、スープやチゲにしたり、蒸して薬味をかけて食べるほか、刺身にして膾冷麺(フェネンミョン)にのせたり、キㇺチの具に入れたりする。

北魚(プゴ)は小さくちぎって薬味で和えたり、焼いたり蒸したりして食べる。スープやチゲに入れるとダシがよく出る。ほかの部位もそれぞれ適切な調理法で保存し、余すところなく食べつくす。


명란젓:「明卵(ミョンラン)」はたらこ、「ジョッ」は塩辛のことで、たらこを塩漬けにしてから各種の薬味で漬けた、辛子明太子のこと。明太子(めんたいこ)という呼び名からも、韓国語由来であることがわかる。

창란젓:腸を塩漬けにしてから明太子同様、薬味で漬けたもの。日本ではこれをよく「チャンジャ」と呼ぶが、「チャンジャ」とは韓国語で腸のことだ。

아가미:チャンナンジョッと似ているが、エラの部分だけを集めて千切り大根とともに薬味に漬け込む。

こんな説明してたら、急に明太が食べたくなった。今夜はスーパーで生の明太を買ってメウンタンでも作ろうかな。

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3 COMMENTS

上町で

ハンメの家に遊びに行った小さかった頃。
玄関先の土間でハンメがトンカチで乾燥したミョンテをガンガン叩いていました。その様子が面白くて傍らでじーっと眺めていたのを覚えています。
今知りましたがプゴ(北魚)でした。
叩いた後でさいていました。そして何につかったんだろう?大量だったのでもしかしたら売っていたのかもしれません。ハンメはやり手でしたから。🤭

平壌冷麺も感動💕

美味しいよね~ ミョンテ😍 だ~ぃ好き😊
むか~し、北を訪問した時に、干しミョンテをちぎりながら、お酢と粒マスタードのたれに付けて食べた時に衝撃を受けて、日本に帰って来ても、もっぱらその食べ方😍
早く統一して、自由に旅行がしたいよっ😘

大切なミョンタ

「明太」と書いて「ミョンタ」と読む。
大事な大事な友人です。ミョンタ、次の同窓会で必ず会いましょうね😢

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