この頃は喫茶店のメニューにミルクセーキの名前を見つけることがめっきり減った。別にミルクセーキが大好きだということでもないんだけれども、喫茶店でミルクセーキの一行を見つけると、甘酸っぱい気持ちになる。
先日、散歩に行った時、昭和の香りが漂う喫茶店に入った。少しお腹が空いていたので、タマゴサンドとミルクセーキを注文した。
セーキという奇妙な言葉の意味がシェイクだと知った今でも、やっぱりミルクセーキと呼び続けたい。基本の材料は牛乳、卵、砂糖。中に練乳やバニラエッセンスを足して作ることもあるし、卵の代わりにバニラアイスを使う場合もあるけれど、そもそもシンプルな飲み物だ。そこに氷を入れてミキサーでガーッとやれば、シャリシャリ感がある冷たいミルクセーキが出来上がる。
長崎ではかき氷を入れてふわふわのシャーベット状にしたミルクセーキが名物だと聞く。
作ろうと思えば家庭でも簡単にできるのに、どうした訳か、家で作るミルクセーキは感動を覚えず、外でミルクセーキを飲むと嬉しさが倍増する。隣に座ったうちの旦那が「うまい、うまい」と言いながら目を細めて飲んでいる。
グラスが空になったら「口直しでもういっぱい頼もうかな」そう言いながら嬉しそうに頼んだ口直しはホットコーヒーだった(笑)。
私は下町で育ったので、夏休みのおやつの記憶といえば、アルミの弁当箱で固めたアイスクリームがある。家で作れそうなものはとりあえず作ってた頃で、カップ入りのアイスなんか貧乏で買うことができなかった。
牛乳、卵、砂糖。三つの材料をボウルに流し入れ、冷蔵庫の冷凍スペースに納めると、周辺からうっすら凍り始める。表面をスプーンでこまめに耕すと、空気を含んだ柔らかな舌触りに仕上がるので、やたら時計が気になったものだ。
子供の頃、何度も飽きずに耕した、まろやかなクリーム状のアイスクリームは、今も記憶の片隅でシャリシャリ音をたてている。
ミルクセーキだけで、こんなに幸せな気持ちになれるんですね~💕 羨ましいぃぃ
夫婦でデートしたんですね~😘
若い頃、よく喫茶店で女性とデートしたよね~😍
もじもじ恥ずかしながら会話したり、女性のスパゲッティを食べる口元👄を眺めたり~
あと、マッチ棒のクイズもいっぱい覚えたなぁ~😂
なんか青春だよね~💕