金弘道の「黄猫弄蝶図」である。春の風景であろうか、黄色い猫が蝶を捕まえようとしている様子が描かれている。
朝鮮時代にはこのような絵は大変おめでたいものとされ、還暦や古希を迎えた両親に子供達がお土産として渡したそうである。絵画の中には、年老いた両親たちが好きな内容が豊富に入っていると言われているのだ。
「猫」は中国語の「芼」と発音が似ていることから七十歳の老人を表している。同じく「蝶」も八十歳の老人を著す中国の「窒耋」の読みと同じことから、八十歳になった老人を意味している。絵画に描かれているなでしこの花は若さを、岩は長寿を、すみれの花は願いが叶うという意味が込められている。なのでこの絵に込められた素材そのものがとても縁起の良いものとされるのだ。
人は歳をとるほど鮮やかで綺麗な色彩を好むというが、色彩もあでやかに赤と緑、黄色や紫の色を巧みに使い、還暦や古希を迎えた両親や両班にプレゼントしたのかもしれない。
へぇ~ そういう意味があるんですね~
長寿を祈って絵を贈るんですね~💕
良い習慣だこと👍
昔の長寿って、還暦過ぎれば、十分に長寿だったんだろうね~👀