私たちの先輩で、名古屋グランパスの元スカウトでサッカーが上手かった金益祚という先輩がいた。58歳でこの世を去り、小平の国平寺で永遠の眠りについている。
その先輩が、“恩師”と慕っていたのが金明植先生だ。1938年の東京生まれ。べらんめえ調で「サッカーに政治や思想を持ち込んだりしちゃいけねぇよ」と啖呵を切る粋で元気な老人です。
枝川の朝鮮部落で育ち、北朝鮮の政治思想や朝鮮総連の組織論理に翻弄されながらも、かつて「幻の日本一」と呼ばれた在日朝鮮蹴球団や東京朝鮮高校サッカー部に黄金時代をもたらした人物です。
小柄ですがブレザー姿に黒いサングラスでサッカー指導するカリスマ性が強烈で、当時の朝高生たちから恐れられる存在でした。
私たちが学生の頃、ウリハッキョは各種学校ゆえに、長らく公式戦に出場できませんでしたが、東京朝鮮高校サッカー部が強かった理由が、この本では詳細に綴られています。
金明植先生が北朝鮮のサッカー界を経由して、当時としては珍しい東欧サッカーのエッセンスを習得・実践していく過程は、その情景が浮かんでくるほどですが、個人的に興味深かったのは、日本の高校サッカー界の名将たちのインタビュー集です。
「帝京が強かった理由?朝高に金明植さんがいたっていうこともある」(古沼貞雄)、「サッカーだけではなく言葉まで真似た」(本田裕一郎)といった証言は、国籍や組織に縛られず親交を深めた人間同士の交流の素晴らしさを改めて気づかせてくれます。
本書は日本サッカーの裏面史という領域にとどまらず、多文化共生時代を迎えた日本社会への貴重なメッセージが込められているような気がしてなりません。
「幻の日本一なんて虚しい自己満足に過ぎない」と毒づきながらも「それでも日本サッカー界の一部として記憶されて光栄」と嬉しそうだったいまは亡き“伝説のスカウトマン”金益祚先輩は、天国で本書にどんな感想を抱いたんだろうか。そんな読後感がよぎる一冊です。
昨日、同級生から連絡がありました。
7月10日(月)あさ7時45分からNHKおはよう日本で、金明植先生を紹介する番組が放送されます。
お時間があったら是非、ご視聴ください。
見ます📺
その先輩は記憶にないけど、そのサングラスの先生は記憶にあります。
我々が授業中に、延々とグランドを走っていたのが記憶にあります。
確かに、我々の先輩たちは、サッカーが強かったですよね~👀
この先生の影響が大きかったんですね~👍
いや、私達が高一の時の体育の授業はこの先生だったよ。
長い棒を持ってよく叩かれました。
確か「バットマン」とか呼んでた記憶が…
帝京のサッカーの監督が教えて貰って帝京が強くなったと聞いた事があります。
すごい先生だったんだね。
大雨特別警報のニュースになっちゃったねー。やらないのかなあ?
楽しみにしてたのに😢
ニュースを1時間、録画するの!と思ったら、15分番組だったから、録画して観たら、大災害で中止だった😞
早く、雨が止んで、☔️日常が戻りますように👏
九州は豪雨だけど関東甲信は猛暑。朝から熱中症にご注意くださいと役所の放送が流れました。明日も暑いです。皆さんくれぐれも熱中症になりませんように! 私は家族から外出禁止令が出ました😅