【投稿】第28回「極美本展授賞式」に参加する

１０月１日の土曜日。第28回 極美本展授賞式があるというので、上野の東京都美術館に向かった。

展示会場にはたくさんの作品と、作品を観覧するお客さんで大盛況だ。

受賞者は、大まかには協会員と一般公募に分けられる。それぞれ受賞者には「何々賞」などの肩書が与えられ、表彰された。今回は在日コリアンの芸術家5名が受賞した。

会場には、旧統一教会との関係が噂される現衆議院議長の細田博之さんも、来賓として参加してました(笑)

司会はタレントの城戸真亜子さん、きれいですねー。

授賞式では、盧英男さんの油彩画「引っ張る」に「極美審査委員特別賞」、金任鎬さんの油彩画「街風景」に「ミャンマー大使賞」、夫正鵬さんの油彩画「初心」に「ミューズ賞」、金聖蘭さんの水彩画「14歳の日にⅠ」と張留美さんの油彩画「愛に花咲く―無窮花」に「シバヤマ賞」がそれぞれ授与された。

今回、受賞したイラストさんの作品は「極美審査委員特別賞」だ。協会員でもない一般公募の中からこの賞を与えられるのは、イラストさんが「お初」だそうだ。

イラストさんに「この作品の意図することは？」と聞いてみたら、「個人それぞれ、感じ方って違うでしょ。それが俺が意図するところよ！」とはぐらかされてしまった。

作品に込められた作者の主張や、意図するところを考えてみるのも、絵画を鑑賞する目的の一つだなぁ～と一人納得する。

絵画から発せられる主張は、在日としての苦悩や訴えなのか…でもその主張はあくまでも謙虚で控えめだ…。　そんなことを感じずにはいられない作品でした。

「第28回 極美本展」は残すところあと２日。時間がある方はちょっと覗いてみてはいかがでしょうか。