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卞相璧「雌雄將雛」と「猫雀図」

卞相璧(1726?-1775)は朝鮮後期の画家である。粛宗の時、畵員を経て縣監に至った。 1763年と1773年の二度にわたって英祖の御眞制作に参加し、100余点にも数えられる名賢たちの肖像を描き、「国手」という称号まで受けた。

しかしい宮中の外では鶏と猫をよく描き「卞鷄」というニックネームがついており、朝鮮後期の事実主義画法の発展に大きく貢献した画家だ。

雌雄將雛

黒褐色の雄鶏が雛を引連れて餌を探している。雌鶏は虫を捕まえて雛を呼び寄せている。餌をねだって集まってきたその時、後ろから雄鶏が虚勢を張りながら脅しをかけてくる。雛の一匹がその声に驚くが、すぐに虚勢と知りその姿を眺めている。

黒褐色の雄鶏は威風堂々としている。温かな春に野原で繰り広げらた鶏の一家族を表現した作品だ。

猫雀図 縦 93.7㎝, 幅43㎝

いたずら好きの一対の猫と、慌てる雀の姿を、繊細なタッチで描写している。古木から生えてきた新葉を食べる雀の描写とは対照的である。動植物をこよなく愛した卞相璧の画風が窺がわれる。

1 COMMENT

独特な絵だよね~

繊細な絵ですね~👀
この猫の目が、例のトラの目と同じ~👀 あっそっか~ トラネコかなぁ?💦

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