【投稿】認知症の両親を介護する

長生きしている私のアボジとオモニの話ですが、いよいよ認知症がひどくなってきた。100に届こうとするアボジと、90を超えたオモニが二人で住んでいる実家に足を運ぶと、やたらといろんな所が目についてしまう。

まずトイレだ。 座って用を足せばいいものを立ってするので、粗相そそうをしてしまう。おしっこのキレも悪いので毎日トイレマットがびちょびちょだ。まずきれいに掃除をし、ペット用のシートを便器の周りに敷き、その上に新しいトイレマットを敷く。

トイレからリビングまでの動線には、おしっこをこぼした跡が転々と残っているので、それも綺麗に掃除する。

年老いたオモニは三食のご飯を自分では作れなくなっている。幸い近くには二人のヌナがいるので、毎日交代で両親の食事の支度だ。甘いもの好きなオモニはストックしておいたジャムまで一日で食べてしまう食いしん坊に変身した（笑）

兄弟たちは代わるがわる日々の薬を飲んでるかどうかを確かめ、心臓の調子が良くないアボジのニトログリセリンのシールを新しく貼っては帰る日々が続く。

燃えるゴミ、燃えないゴミの回収は私の担当だ。そして当番は、毎日のようにアボジの着替えをする。介護用おむつをしているのに下着がビチョビチョなのだ。おむつを取り替え新しい下着に替えるのがほぼ毎日のように続く。

昨日は私のスマホに電話がかかってきた。アボジをお風呂に入れてたら、風呂場で足がふらついて転倒してしまい起き上がれないというのだ。

車を飛ばして実家へと急ぐ。裸のまま起き上がることもできずにいるアボジ。周りにいるヌナとオモニは裸のアボジの身体が冷えないように湯船のお湯をかけている（笑）

今日はヌナが、二人を近くの回転寿司屋に連れて行ったのだが、食事後にオモニが階段から足を踏み外し頭を強打、額ひたいから出血が止まらないので救急車で病院に運ばれたという。

母は念のため一日入院することになったが、何で病院にいるのか理解ができない。一緒にいたアボジはオモニが転倒したことすら忘れている。

そろそろ介護老人ホームに入れた方がいいだろうか。兄弟たちの苦悩は尽きない。