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大統領夫人が手渡された30万円のディオールバックを巡り大騒動

韓国のファーストレディーである金建希キム・ゴンヒ氏が、高級ハンドバッグを送られる様子をひそかに撮影したビデオが、選挙を控えた尹錫悦ユン・ソンヨル大統領の支持を低下させている。

尹大統領はテレビのインタビューに対し「デザイナーズバックの贈呈は政治工作だった」と述べ、この事件に関して初めてコメントを発表した。

このビデオは、2022年末に撮影されたと報じられている。尹大統領の北朝鮮に対する厳しい姿勢の軟化を求めている牧師チェ・ジェヨン氏が撮影したものだ。そこには300万ウォン(約34万円)相当のクリスチャン・ディオールのハンドバッグを受け取る様子が映っている。

腕時計に仕込んだ隠しカメラを使い、彼女が経営する会社のオフィスらしき場所に入り、ディオールのクラッチバッグが入ったとされる買い物袋を彼女に差し出す。バッグを受け取ったキム氏は「なぜこんなバックを持ってきたの?」と尋ね「こんな高価なものを買わないで」と釘を刺した。

約1年後このビデオは、左派のウェブサイトで公開され、より広くメディアで注目されることになった。

韓国でこの事件は、権力を利用して利益を得ようとする、過去のスキャンダル事件の記憶を蘇らせた。そしてこれは大統領夫人が自ら招いたことなのか、夫人の知名度を意図的に下げるために行われたことなのか、議論も巻き起こっている。

韓国の政界では、歴代大統領や議員、閣僚の親族が投獄されたり捜査されたり、接待で告発されたりすることがままある。盧武鉉前大統領は、自身が政権後になった2003年から2008年までの韓国が最もクリーンだったと自負していたが、退任後に自殺してしまった。

彼の妻が当時、家族の負債を支払うための金を脱税とインサイダー取引で起訴された実業家から受け取った疑いで捜査されていての自殺だと言われている。

彼のあとに大統領となった李明博氏も、退任後に汚職で有罪判決を受けた。事件は彼の兄が経営する自動車部品会社への調査に端を発しており、検察は李明博氏が自分自身の利益のために会社を利用していたと主張している。

告発した牧師チェ・ジェヨン氏も、クリスチャン・ディオールのハンドバッグをプレゼントしながら隠しカメラで撮るといううさん臭い人物ではあるが、韓国ではこのようなドラマに出てくるような話が実際にあるのだ。金品授受禁止法が制定されて早や8年になろうとしているが、南北とも不正のない社会になるのは一体いつになるのだろうか。

2 COMMENTS

自殺はショックだった💦

なんかせこい話ですね💦 その牧師さんも恥ずかしくないのかな?
しかし、いつも大統領を辞めた後に逮捕されちゃうのは、一つの文化なの?
でも、尹大統領は、元検事のトップだと思うから、上手に逃げ回るのかな?
絶対権力が大統領に集中しちゃうのが問題なんじゃない?💦

どっちもどっち

相手をはめようとして罠を仕掛けた感は否めませんね。
大統領夫人もちょっと警戒が足りなかったかもね。
まあ、どっちもどっちかな?

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