韓国の尹錫悦大統領は4日未明、前日夜に出した「非常戒厳」を解除した。国会の決議に応じて約6時間で会見。投入していた軍も撤収させた。
この動きに野党の6党は、明らかな憲法違反があったなどとして、4日午後に尹氏の弾劾訴追案を国会に提出。野党議員だけでは可決に必要な数に届かないため、与党から賛成する 議員が出るかどうかが、いま焦点になっている。
3日の午後10時半前、緊急電話を読み上げる尹大統領がテレビ画面に映し出された。「自由憲政秩序を守るため、非常戒厳を宣布する」と宣言するや、韓国メディアの速報が一斉に流れる。
だが、国会議員たちの動きは素早かった。非常戒厳を解除に追い込むために続々と国会に集まり、4日午前1時前から本会議を開く。そしてその間、議員の秘書らがソファーを積んでバリケードをしたり、ドアに消火栓のホースを巻きつけたりして、議場に軍が押し入るのを防いだ。
午前1時頃、出席していた190人の議員全員が賛成し、非常戒厳の解除要求決議案が可決されると拍手が沸き起こる。中には尹大統領を支える立場の政権与党の議員もいた。
これに押され午前4時半頃、尹大統領が再びテレビの画面に現れ、非常戒厳を解除すると述べる。
今年4月の総選挙で与党が大敗して以来、尹大統領は政策実行に必要な法案を議会通過させることができず、逆に野党が可決する法案に次々と拒否権を行使せざるを得ない状態に陥っている。
さらに大統領をめぐっては、妻である金建希夫人に関するスキャンダルが相次ぎ、政権支持率が下がり続けていた。野党は、金氏に対する特別検察官による捜査を立ち上げようとしていた。
最近では、政府と与党が提出した来年度予算案を、野党が大幅に減額して単独可決した。大統領は予算案に拒否権を行使できない状態だ。さらに野党は、金氏を立件しなかった政府の監査トップなど政府幹部への弾劾訴追を次々と発議している。
今後の韓国の政界に注目が集まっている。
どうしちゃったんだ~韓国💦
民主主義もあったもんじゃない~軍隊を国会に派遣するなんて💦もう独裁国家のまねごと~👀時代が逆行してる感じ😞国民もバカじゃないから~
넣으라니까って、軍隊と戦ってる、女性議員が멋있어요
まえの選挙で尹錫悦に一票いれた不明を恥じます。でも李在明が大統領になってほしくはありません。
韓国が民主化されたのは1987年です。民主国家としてはたしかに若い。しかし若さには未熟と同時に成長の可能性があります。民主主義を自負する米国は大統領選挙をめぐって死者が出ました。日本はまともな政権交代すらできません。戒厳令が無血で解除されるような国はまれです。韓国は立派とは言えないまでも、しっかりとした民主国家です。
歴代韓国の大統領を大雑把に右寄りか左寄りかで分けるとしたら、右寄り(李承晩、 朴正煕、 全斗煥、 盧泰愚、 李明博、朴槿恵、尹錫悦)は対米日重視、対北敵対政策で一貫、特に対日に対しては卑屈な程の低姿勢が目立ち、左寄り(金大中、 盧武鉉、 文在寅… 少な!)は対米日は友好を保ちながらも対北政策では融和政策を優先して来た。
でも、国内が不安定になるのは殆ど右寄りなんだよね。
4.19や戒厳令乱発で民主勢力弾圧、光州事件、セウォル号事件、芸能人ブラックリスト、崔順実ゲートで弾劾。
李承晩亡命、朴正煕暗殺、全斗煥、盧泰愚、李明博逮捕、朴槿恵弾劾、任期途中で失職後逮捕、そして今回…
左寄りの人達もそれなりのスキャンダルはあったけど、これだけ並ぶと…ね。
いい加減、韓国民もマトモな候補者を選んで欲しい物だ。