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俺の介護日誌ー⑧ 心の中の準備

正直私は、オモニよりもアボジが先に天国に召されるのではないかと考えていた。なので 私はアボジがいつ旅立ってもいいように、実家にあるアルバムを会社に持ってきてはそれを整理していた。兄弟たちには言ってはいないが、もしアボジが天国に召された時、アボジの略歴や送り出すビデオはもうすでに作成してある。

実家にあった大量のアルバムは、廃棄するには惜しいので、最初は1枚1枚スキャナーでパソコンの中に保存していたが、あまりにも量が多いので途中で断念し、主要な写真だけ残し、ほとんどの写真は捨ててしまった。

しかしアボジよりも先にオモニの葬式が先になりそうだ。さて、思い出の写真を探そうにももうとっくに処分した後なので写真がない。それでも私のパソコンの中に入っている写真を探し出し、いつでも慌てないようにオモニをあの世に送り出す時に流すビデオ動画を作っておこうと思った。

過去の写真を整理し、それをピックアップして編集し、音楽を載せるだけの簡単なものだ。でも動画を編集しながら、自分の頬に知らず知らず涙が流れるのを感じた。

いつかは亡くなるとは分かっているが、このような準備を着々と進めている私はやっぱり冷たい男なのだろうかとまた思う。でも両親の死は、同級生の突然の死と比べると、そんなに悲しくないのが正直な気持だ。 

ちょうど10年になろうか、小学校からの幼馴染の同級生が亡くなった時は本当に悲しかった。それに比べると両親の死はある程度の覚悟がすでにあるのか、あきらめというのが先に立つのか、さほど悲しくはない。いずれ私にも訪れるであろう「死」というものに向き合いながら、自分は果たして精一杯の親孝行をしたんだろうかと、自問自答をしている。

4 COMMENTS

幸せ者💕

投稿者さんは決して冷たい人じゃないですよ😅後で後悔するより、しっかり準備するに越したことないですもん。アボジオモニの想い出にどっぷり浸かってください^_^

親のおかげ

投稿者さんのような親想いの息子さんを持ったアボジ、オモニは幸せです。そのように育てたのは間違いなくあなたのアボジ、オモニです。

親戚のおばさん

投稿者さんのオモニには大変お世話になった。親戚のおばさんの様に思ってた。学校に上がる前から手料理も沢山食べさせてもらった。とにかく料理が上手かった。もう食べれないのかなぁ。

冷静な分析マン

親より先にしんでないので、それだけで親孝行だと思います。冷たそうな性格もオモニンはちゃんと見抜いているんだろうなぁ。とも思うし。てゆうか「情のある冷静な分析マン」とみた。

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